劣化ウラン弾と甲状腺ガン

本日の、少し勘違いしているように俺には思えるテキスト。
浜岡原発周辺の家庭で備えているヨウ素剤(SENZA FINE)
http://senzafine.livedoor.biz/archives/5435944.html

NHKの番組でもあったように、チェルノブイリ事故や劣化ウラン弾被爆した人の多くが甲状腺ガンになっています。番組では、その医師が直接手術した患者だけでも100名を超えたと言っていました。

劣化ウランでヒバクしたという人でも、「甲状腺ガン」にはなっていないと思いますが。チェルノブイリ事故の場合は、放射性物質で体内の甲状腺部分に吸収・蓄積されやすい「ヨウ素131」が大量に漏れたためで、劣化ウラン弾放射線はもっぱら「ウラン238」によるものです。それに、イラクにおけるガンの増加は本当なのか(統計上のデータは正確なのか)、またガンの増加があったとしても、それは本当に劣化ウラン弾の影響なのか、に関しては現状ではまだ不明です。左寄りの人(反米・反核の人)が主張しているほどには、はっきりしたことが分かっているわけではありません。
↓だいたいこのあたりを参照
http://www-j.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/Henc.html

 事故で放出されたヨウ素131(半減期8日)などの放射性ヨウ素による被曝影響として、チェルノブイリ周辺地域では、1990年頃より小児甲状腺ガンが急増を始め、ベラルーシ南部のゴメリ州では、1991年以降世界平均の100倍を越える発生率が観察されている。

ただ、このサイトの人が勘違いしているのか、それとも「NHKの番組」の人が勘違いしているのかは不明です。
一応トラックバックでもしておきますかね、こういうサイトの人には。