沖縄のヘリ墜落事故処理のファッション

lovelovedog2004-08-21

まず、このようなことを言う人がいて、
↓沖縄ヘリ墜落 政府、米に原因究明を促す
http://www.kamiura.com/new.html

 先ほど、届いたメールを読んだら、墜落したヘリを回収する米兵が防護マスクや防護服を着ているということが書かれていた。まさかそんなことはないと思って返事を書き、そして読売新聞を見ると黄色の防護服を着た米兵が写っていた。すぐに「メールにお返事」に急いで追加の返事を書いた。その驚いた写真がこれである。(読売新聞 8月18日 朝刊より)

 箱に入った劣化ウラン弾か。その可能性が高いとは思う。あるいはオレンジ色の袋に入っているので、極めて危険な物であることは容易に想像がつく。この荷物があるので米軍は沖縄県警との合同現場検証を拒否したのだ。脇の米兵がマスクだけなので、化学兵器(毒ガス)ではなさそうである。それにしても不気味な写真である。この写真1枚が普天間基地が激動を開始する出発点になるような気がする。

 ただし、この写真を日本で鑑定することは絶対に無理である。いい加減な軍事評論家の無責任な評論をマスコミに掲載してはいけない。アメリカにいる特派員が元米軍人(専門職)などをまわって取材する以外に真相は究明できない。私はこの写真が意味することはわからない。わかることは極めて危険な物を扱っているということだけだ。

黄色い服を着て現場の処理をしている人間がおりますが(あちらの画像を見てください)、これに対して以下のようなご意見も。
↓米軍機、市街地墜落の意味(極東ブログ)のコメント
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2004/08/post_13.html

>ガスマスクを着けて作業
あれは揮発した燃料が有害だからですよ。
見慣れない人には勘繰りたくなる様な格好でしょうが、あの格好は航空機消火作業の基本的な格好です。
沖縄で米軍機が墜落するのは年に1回程度ですが、火を噴いて堕ちずに基地に着陸するのは年に4〜5回はあります。
そのたびにあの格好で消火してますので、沖縄ではかなり見慣れた姿です。


投稿者: くれふ (8月 18, 2004 05:43 午後)

それについて、また反論なども。
↓沖縄防護服 と 劣化ウラン弾防護服
http://www.asyura2.com/0406/nihon14/msg/227.html

劣化ウランを調べてみましたが、取り扱うときは新聞の写真と同じような黄色い防護服を着るようです。

ということで、以下の写真が貼付されてます。コメントだけ引用。

調査 「戦利品」として米国へ持ち帰ったイラク軍戦車で、 劣化ウラン弾を発車し、放射能汚染状況と防護対策について調査す る米軍兵士。汚染防止のための防護服や防護マスクを着けている (1995年6月、米ネバダ州のネバダ核実験場)=ダグラス・ロッキーさん提供

この「劣化ウラン弾防護服」とやらは、俺には本日の画像に掲載した服に似ているように見えるのですが。
ちなみにそれは「すごい化学防護服」で、以下のサイトから転載しました。
↓Tychem BR165 Chemical Suit
http://www.approvedgasmasks.com/suit-BR150.htm
↓こちらには「もっとすごい化学防護服」がたくさんあります。
http://www.approvedgasmasks.com/chemical-suit.htm
放射線防護服」で、かつ米軍が使用しているものは、少し検索してみたけど見当たりませんでした(情報提供希望です)。
こんなのはありましたが。
↓消 防 の 仕 事
http://www119.city.ikoma.nara.jp/sigoto.htm
ここでは「化学防護服」も「放射線防護服」も宇宙服っぽいです。
俺のほうの感想は、ダグラス・ロッキーダグ・ロッケ)さんが画像に添付したコメントとしての「汚染防止のための防護服」というのは、本当に「放射能汚染」の防護服なのか疑わしい(そろそろ俺の気持ちとしては「またダグ・ロッケさんですか、はいはい。他にはないですか」みたいな感じになっています。それに「中国新聞」の田城明記者の記事がプラスされると、眉につけるツバの量も多くなります)ということが、おかげでよけい一層はっきりしてきた、ってところです。
ただ、冒頭で引用しましたかた(神浦元彰という軍事アナリストだそうです)の、

私はこの写真が意味することはわからない。わかることは極めて危険な物を扱っているということだけだ。

という部分は、正しいかも、みたいな気はします。ヒドラジンとか。
ヒドラジン
http://www.pref.shiga.jp/e/imuyakumu/dokugeki/hi08.html
しかし、反劣化ウラン弾信者の人は、神浦さんのテキストの、

箱に入った劣化ウラン弾か。その可能性が高いとは思う。

という部分から、どんどん妄想を広げて行きそうな気がします。とりあえず、俺は箱に入っていたものの正体を知りたいんですが、多分米軍は教えてくれないでしょうね。