著作権のパラダイム・シフト
↓以下のサイトから(dot.diary)
http://d.hatena.ne.jp/dot/20041026#1098761394
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↓「300年ぶりの著作権のパラダイム・シフトが起きている」――経済産業省 村上敬亮氏(IT Pro ニュース)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/NEWS/20041025/151699/
村上氏は,もともと著作権は,著者ではなく印刷業者などの流通業者を保護するために作られたと指摘する。「かつては印刷機やレコードのプレス機にはリスクを負った多額の投資が必要であり,大量複製の手段がナロー・パスだった。そのような状況では,著作物を広く行き渡らせるためには,複製業者を保護し,再投資を促進することが合理的な方法だった」(村上氏)
しかし,これまで流通業者が所有してきた大量複製の手段がインターネットにより万人に開放され,著作物を届けるために必ずしも資本や流通業者が必要ではなくなった。そのため,現在様々な矛盾が発生している。例えば,音楽家は自分の演奏を自由にインターネットで配信することはできない。流通業者が“既得権者”となり,著作物の配布を妨げるような状況が起きている。村上氏は「300年にわたる著作権制度のパラダイム・シフトが進行している」と表現する。「このような状況下でいたずらに知的財産権を強化することは既得権者を保護することになる」(村上氏)
新しいパラダイムのもとでは,著作物の価値は作り手だけでなく,著作物を発見し取り上げる読み手によっても作られるようになる。すなわち「インターネットでは読み手がリンクを張るという行為が,コンテンツの価値を高めている」(村上氏)。コンテンツの開発と利用は継ぎ目なくつながっていく。
面白いモノ(テキスト)とかソフトとかを作った人だけじゃなくて、インターネットで普及させた人(アクセス数の多いサイトとか)に金が行くようになると面白いですね。するとまたそれが「既得権益」化したりして。