JANJAN読者レビュー（〜2004年11月20日）

日々ステキなテキストと楽しいコメントが掲載される「ＮＰＯ型インターネット新聞」のJANJANですが、毎日いろいろな出来事が起きるため、せっかくのテキストも埋もれてしまいがちです。そこで、そういうテキスト（記事＆コメント）の中で、特に印象に残っているものをいくつか、毎週一回紹介していこうかと思います。JANJAN編集部の「編集便りにあります「編集委員レビュー」には及ばないかもしれませんが、ご愛嬌ということで。

【政治】
政治改革についてはいろいろな意見があるようですが、とりあえず選挙制度について考えてみる、ということで、「いまこそ比例代表中心の選挙制度を　「二大政党」は面白くない」のご意見板では、少数政党に対する配慮を眼目に置いた、議員数1000人ぐらいにする大改革の案が提案され、投票率や「死票」の扱いに関しての考察が熱く語られました。
「自衛隊撤退を訴え、院内集会ひらかれる」のご意見板では、「我々一般市民は平和を脅かすものとは徹底的に戦わなければ市民社会の維持はできない」という、平和を愛しているのか戦いを愛しているのか不明な人の、謎の宣言が面白かったです。
「拝啓・小泉内閣総理大臣様　自衛隊を撤退させてください」では、元記事を書かれた「さとうしゅういち」記者が、ファルージャの続報として「ファルージャで、米軍は、化学兵器を使っているようです。（笑気ガス）」という「ご意見板」でのコメントも。笑気ガス（亜酸化窒素）を「化学兵器」と定義づけているサイトは、今のところ確認されていないようですが…。

【コラム】
「松村宏のNEWSな顔」という、フォントいじりが効果的なテキストと秀逸なイラストが人気のコラム・コーナーですが、「古舘キャスターの挑発に乗ってバレちゃった都知事の本心」では、その対談を実際にテレビで見た人や「はてな」のアンケート（【アンケート 石原都知事VS古舘伊知郎 1000人ジャッジ！】 さて、貴方が勝った！と思うのははたして？）とかと、コラムを書かれた（描かれた）人との感想の食い違いがあったりして意見交換が活発になりました。

【暮らし】
「ポスター一枚の誠意？」では、ＪＲ下関駅に貼られたポスターから、「Special Security Watch in Effect」を「英文を直訳すれば「特別な安全監視を一生懸命やっています」。」とユニークな訳をする記事、およびそのポスターの解釈を巡って、ご意見板で活発な意見交換がおこなわれました。記者の「直訳」は「Effect」と「Effort」を間違えているのでは、と私感では思いましたが、これはそのような記事を掲載したJANJAN編集部のご意見・お考えを伺いたいところです。
「スギヒラタケが示す「犯人」は？」という記事へのご意見では、「薬が原因に決まってるじゃないか！」と、ものすごい断定をする人が登場。何か国民（市民）に知らさせていない特殊情報を持っていそうなのが、とても気になります。

【地域】
中越地震のその後の状況ですが、特に原発をめぐって「今は柏崎刈羽原発を停止させる時（経過報告）」のご意見欄に、俺自身が東京電力の「公報」的続報を、なぜか朝日新聞の読者投稿欄に掲載されなかったテキストの紹介という形で掲載してみました。さらに、柏崎刈羽原発にくわしい記者への、あまりその方面に知識のない俺からの、「大砂丘地だったから」地盤が弱い、という件に関して、専門家による根拠のある説明を求めた質問も再度してみましたが、それへの回答を期待したいところです。

ほかにもまだいろいろありそうですが、思い出したり「これもあったのでは」というような指摘がありましたら追加してこうかと思います。

（さっそく追記）
「中国との紛争を避けるために」も「まれに見る傑作記事」だというコメント欄での指摘がありました。確かに、あまり大手マスコミには載ることのないような、面白い視点の記事でした。

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登録は無料で、そんなに難しい手続きもいらないみたいです。多分とても楽しいと思います。ただし、ご意見板を荒らすつもりの人や、「品位」に欠ける人はやめておいたほうが無難かも…。
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