ハードSF作家と靖国神社

靖国神社一問一答』(石原藤夫展転社)(→bk1)(→amazon)(→書籍データ)という本を今読んでいるわけですが、

問35・靖国神社への総理の参拝が何の問題もないことはわかりましたが、平成十三年に小泉総理が参拝されたとき、A級戦犯が合祀されているから参拝すべきでないといった意見が新聞やテレビに出ていました。これはどういう事なのでしょうか?
答35・近隣国のプロパガンダに踊らされているにすぎないのが真相です。

とまぁ、普通に右寄りの問答になってたり、「東京裁判はインチキだ」みたいな主張が書いてある本なんですが…著者…石原藤夫
って、あの石原藤夫ですか。ハードSF作家で「光世紀世界」とか、SF書誌学としての「SF図書解説総目録」とかで、SFファンには有名な人。
てっきり同姓同名なだけかと思ったら、奥付にちゃんとSF関係の著作をプロフィールとして載せているので腰が抜けました。
むー、いつから石原藤夫さん、こんな人に。
本の内容は、ネット右翼というかプロ国民には割となじみの説が普通に述べられていて、SF色はかけらもありませんでした。ひょっとして、2ちゃんねるで「名無しさん」になって書き込んでたりしないでしょうねぇ、石原さん。
おまけに、こんなサイトやってるし。
↓オロモルフのホームページ
http://www.asahi-net.or.jp/~xx8f-ishr/
↓《オロモルフ号の航宙日誌》(オロモルフの憂国ヘチャムクレ日記)
http://www4.diary.ne.jp/user/402594/
人間、年を取ると憂国になってくるんでしょうか。