いいことか悪いことかと聞かれたら多分いいことと判断せざるを得ない新しい製本の方法

めくれない製本法開発 渋谷文泉閣、需要掘り起こしへ(byprepre日記
てっきりネタ新聞(嘘新聞)かと思ったら、信濃毎日新聞の情報でした。

 製本業の渋谷文泉閣(長野市)は、開いてある本のページが勝手にめくれない製本法を開発した。手を添えて押さなくても読むことができることから、「体の不自由な人やお年寄りに優しい製本法」として、近く出版社や印刷会社への営業を始める。

 渋谷一男社長が考案し、二月に特許申請した。背表紙に円筒形の和紙を張り付け、背表紙と表表紙、裏表紙の間に折り目をつけた。和紙に本体を接着することで、本を開くと背表紙と本体の間に空洞ができ、折り目もあることからほぼ水平に開くことができるという。

 ハードカバーの本に多い「フォローバック」の製本法に似ている。フォローバックは、本体を背表紙と表裏の表紙の境部分で挟んで固定しているだけで、背表紙とは接着していない。新しい製本法はフォローバックよりも壊れにくい構造だ。

 開発は、障害のある知人に「手をできるだけ使わずに読める本がほしい」と言われたのがきっかけという。一冊当たりの加工費用は、A5判三百ページの場合で、一般的な製本より七円ほど高いが、本を水平に開けるため、コピーをしやすいなどの利点がある。

 同社は来年一月末までに、同市柳原の工場に一日五万冊印刷できる製本施設を整備して体制を整える。料理など趣味の雑誌、文庫本、カタログなどジャンルごとにサンプルを作り、需要の掘り起こしをする方針だ。

しかし「渋谷文泉閣」とか「一日五万冊印刷できる製本施設」とか、なんか嘘っぽさを感じてしまうのがどうも。