多くを知っていて少ししか語らない人の記述は、さらに調べる必要があるかも

2005年1月3日のコメント欄から。

# うし 『余所者への警戒感が理解できない人は新潟中部地震でボランティアに来訪を遠慮して欲しい希望した集落の例を思い出してください。同じ日本人同士でもそうなのです。

# lovelovedog 『(引用略)
ちょっとこのコメントに興味を持って調べて見たんですが詳細が不明だったので、誰かくわしいことを知っている人がいたら教えてください(できたらくわしいことが書いてあるところのurlつきで)』

# sougetsu_an 『このことかなー? 
>川口町は地震から1週間たった30日までボランティアの受け入れを拒否していた
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20041112k0000m070158000c.html

↓記者の目:新潟中越地震支援ボランティア 新潟支局前谷宏(MSN-Mainichi INTERACTIVE 事件)

(前略)
 実は、川口町は地震から1週間たった30日までボランティアの受け入れを拒否していた。内山敦夫助役は「ボランティアが何をしてくれるのか分からなかった。犯罪者が紛れ込んでいるかもしれないという心配もあった」と打ち明ける。

 無理もない話だと今は思う。非常時とはいえ、住民が互いを見知っている町に、どこの誰とも知れない集団が大挙して入り込んだのだから。住民同士のつながりが強いほど、外部への警戒心は強くなる。「もしかすると、これは善意の押し売りではないか」。そんな思いがよぎった時、別の光景を目にした。
(以下略)

以下略の部分のほうが面白いんですが、それはともかく、コメント欄の引用を続けます。

# lovelovedog 『↑どうもありがとうございます。でも川口町はボランティアは拒否してても自衛隊は受け入れているので(→http://www.asahi.com/special/041023/TKY200410290205.html)「余所者への警戒感」の例として挙げるのは、何だかな〜、という感じです』

自衛隊にテント設営要請 車中泊対策で新潟・川口町(asahi.com : ニュース特集 : 新潟県中越地震)

約5700人が避難生活を続けている新潟県川口町は29日朝、自衛隊に対し、宿営用テント100張りの設営を要請した。余震が続く中、寒さをしのぐため車中泊を続ける人が多いが、お年寄りを中心に疲労度が増しており、周辺自治体では「エコノミークラス症候群」とみられる症状で亡くなる人も出ている。自衛隊は同日中にも町内各地に設営する。

俺も、新潟県民やイラク人ではなくても、「余所者への警戒感」としてのボランティアというのだったら、理解はできそうな気がします。余所の国の軍隊(平和維持・復興が目的のもの)でも、ひと月ぐらいは警戒するかな。