奇形児との因果関係

ちょっとメモ程度に。ソースはいずれそのうち。
まず、放射線による催奇性なんですが、妊娠時の一時期に大量の放射線を浴びた場合は、生まれてくる子供が奇形である可能性は極めて高くなります。
ただ、「妊娠時の一時期」に浴びるのと同じ程度の放射線を、四六時中浴びているような地域がもしあったとしたら、母体が放射線のダメージで持ちません
ゆえに、こんなところにある写真が「劣化ウラン弾放射線によるものだ」という解説を、もししていたり紹介しているサイトがあったとしたら、それは間違っています。
Depleted Uranium and Anglo-American Infanticide in the Wake of the Gulf War(グロ画像入りなので取り扱いに注意)
放射線の影響により、恒常的に奇形児の発生が高くなっているようなところは、人間が生活できるようなところではありません。
また、もっとも催奇性の高い物質は、放射性物質ではなくダイオキシンのような化学的毒物です。(←追記:ダイオキシンはそんなにおそろしい物質でない、という話も。コメント欄参照です)
ゆえに、「劣化ウラン弾のせいで奇形児が増加している」と主張しているかたがたは、劣化ウラン弾の「化学的毒性」に言及するか、もっといいのは、イラク国内における「化学的毒物」の検証をしてみたほうがいいでしょう。