制作スタッフとかブレーンが気になる報道番組もあります(後藤和夫さん)

古館の取り巻き放送作家は「反日」だらけ(log)(←若隠居の徒然日記)

大トリは後藤和夫。こいつはピースボートにも乗ってますね。将来の目標はPNN(ピースボート・ニュース・ネットワーク)設立だって。想像しただけでも恐ろしい。以下の日記は2000年8月31日のもの(抜粋)。金正日が拉致を認める前だということも加味して読んであげね。
(以下略)

後藤和夫さんは1952年生まれということなので、全共闘世代よりはひと世代下だとは思いますが、古舘さんも後藤さんのリベラルなものの考えかたに影響を受けている、という感じでしょうか。
↓後藤和夫さんのテキストは、たとえばネットでは以下のところで見ることができます。
見ることよりほかに〜取材という名の冒険
<< Special:後藤和夫氏 ロングインタビュー
特に「ロングインタビュー」などを見ると、いささか古いタイプのジャーナリストながら、その行動力とかはすごいものがあって、古舘さんなどもこの人が実体験にもとづいて何かを話しはじめたら黙っちゃうぐらいの説得力はありそうです。
↓こんなのとか。
http://channel.slowtrain.org/crossmedia/column-report/interview/part2.html

Q:そういう気持ちが顕著に表れた番組はなんですか?

:1996年、東京都内で父親が金属バットで息子を殴り殺した事件があったんだけど、それをもう裁判も始まってた頃に(番組を)作ろうって決めて、やっぱり3カ月くらいかかったわけ。法廷にはもちろんカメラは持ち込めないし、その父親は東大出だったんだけど、東大の関係者に取材しても誰も口を開かないし、かなり困難なテーマだった。法廷モノというのは、難しいから不可能とされていたから、チャレンジしたいというのもあったし、父親が裁判で言った「小さい頃、息子が発表会か何かでウチのお父さんは優しいと言ったことを妻から聞いて嬉しかった」という発言も印象的だった。優しいお父さんと言われて嬉しかった父親が息子を殺した。優しいお父さんと言われて嬉しいというのは、俺だと思ったの。俺も親になった時、優しい親になろうと思ったし。俺より上の団塊世代の戦後に民主主義の教育を受けてた人が息子を殺した。その理由を知りたかったんだよ。

http://channel.slowtrain.org/crossmedia/column-report/interview/part3.html

Q:後藤さんは今のテレビについてどう思われますか?

:テレビの可能性はもっとあると思ってますよ。ただ、いまはいろいろ気持ち悪い。例えば北朝鮮報道は、どうしてそんなに敵対心ばかりなの? って。そんなに知らないくせに。朝の番組を作ってる若いディレクターとかに、なんで韓国と北朝鮮は分かれてるんだよ、とか言うと、そんなの関係ないじゃないですか! 北朝鮮は悪い国なんですからって言うから、お前の信念はその悪い国を潰したいとか正義感に燃えてるわけ? とか言うと、そんなこともないですけど…って。そういう雰囲気に流されてる状況が気持ち悪い。

俺も、この人の話を少し聞きたくなりました。この人は、ネット右翼の世代の人たちの話は聞きたいと思っているでしょうか。そういう場を設けてみたら面白いかも。