「リベラル枠」に入れるのはもったいない、地雷廃止をするために町長になった海東英和という人

↓これは以下の日記の続きです
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040726#p1
↓以下のテキスト参照
Yahoo!ブログ - 地球上みんなの幸せをめざして

滋賀県に新旭(しんあさひ)町という町があります。
人口約1万1千5百人の、湖と山に囲まれた美しい町です。
その町に海東さんという方がいます。
 
彼がオタワ条約 (対人地雷の使用、貯蔵、生産及び委譲禁止 並びに廃棄に関する条約)のことを知ったのは,もう5年以上前のことです。
 
海東さんは,その町役場の職員でした。
彼は上司に言いました。
「日本の防衛庁が所持している地雷100万個をわが町で処分しましょう」
 
こんなこと,認める上司がいるわけありません。
海東さんはそれでも何度も何度も繰り返し主張しました。
でも,こんな危険な話,上司はおろか,その町役場の誰も聞いてくれません。
 
それで彼はどうしたのか。
 
町議会議員に立候補しました。
それで……,なんと当選したのです。
 
晴れて議員になって,おおっぴらに「100万個の地雷をわが町で廃棄しましょう」と主張しました。
でも,まともに話を聞いてくれる議員さんはやっぱりいませんでした。
 
地雷を廃棄するって,爆破するということだし,輸送中の危険も考えられるのです。
 
で,彼はどうしたか。そこで諦めたのか…。
 
ところが,どっこい,
今度は,「よーし,町長になろう!」と決め,町長選に立候補し,なんと当選したのです。
 
「これで,地雷の処分ができる!」
 
海東英和氏の執念はこうして実り,新旭日町で、2000年1月から,地雷の処理が始まり,対人地雷禁止条約にもとづき日本が保有していた約100万個の貯蔵対人地雷のうち、なんと65万個が廃棄処理されました。
 
そして,4年目の2003年2月8日。
日本が保有していた対人地雷の最終廃棄の完了のセレモニーがこの町で行われました。
 
最後のボタンは,小泉首相が押したのです。もうだれも彼に文句をいう人はいなくなりました。
 
新旭日町は「地雷廃棄処理の町」として日本だけでなく,世界中で有名になりました。

さらに2005年,海東英和氏は,市町村合併で生まれた高島市の初市長に当選されました!
 
投票率:81.77 % 開票率:100 % ( 23 時 40 分 現在 )
当選 海東 英和 45歳  無新 12,744 票
    石田 幸雄 72歳  無新 11,928 票
    福井 俊一 67歳  無新 8,949 票
    萬木 綱一 67歳  無新 2,055 票
 
以上,
海東さん(元滋賀県新旭町長)は、
①日本国内の全地雷のほとんどを自分の町で処理して、日本を地雷ゼロの国にしました。
新旭町の自然を森住さんの写真集を作ることなどでアピール、NHKのハイビジョン番組で何度か紹介されました。
③一昨年は世界地雷サミットに招かれ、東南アジアで代表スピーチ
④一昨年岡山で開催された『地球村』UGCフォーラムのパネラー
⑤昨年は10カ国の子供を招待し、世界子供地雷サミットを開催
⑤スロータウン連盟(数十の市町村)の会長
⑥地球環境を考える自治体会議(『地球村』共催)の代表呼びかけ人
 
などなど、環境と平和で最も注目されている若手町長さんでした。
 
今回、5町村合併で新市の高島市が誕生、その新市長の座を元の町長の立候補するという激戦を制して、最年少の海東さんが当選したのです!
 
これで海東さんが2期続けてこられた「自然と調和する町づくり」が継続できそうですし、「スロータウン連盟」も「地球環境を考える自治体会議」も弾みがつきそうです!
本当によかったです!

少しいい話すぎるので、俺の「どこまで本当なのかアンテナ」がピクピクする部分はありますが、まぁ全文そのままご紹介。
↓これも前に紹介したかも知れないけど、一応。
地雷をなくそう!世界こどもサミット
JAHDS(ジャッズ)人道目的の地雷除去支援の会
リンク先にリベラルな政党とか、「自衛隊イラク派遣に反対のアピール」とかなくて、ある種安心しました。
↓海東英和さんのサイト
海東英和WEB
ここ見る限りでは、別に「地雷廃止」のためだけに町長・市長になったという感じでもないみたいです。
↓やったことはこんな感じにいろいろあります。
海東英和WEB・地域活動
割とバランスの取れたリベラルな人、という印象はかなり強くなりました。