コンテンツ提供商売としての出版業とか編集者

↓これに対して
コンテンツを作る人はいっぱいいる(←strange)

そのコンテンツ誰かにとって面白いかどうかは別問題。そんなに面白いコンテンツがたくさんあるわけないでしょう。星の数ほどある面白くないコンテンツの中から面白めコンテンツをより分ける機能をマスメディアがこれまで担ってきたわけだが、ネット上ではそれを担っている人がたくさんいるわけではないし、ある程度信じられる権威としてそれをやっているひとはもっと少ないわけで。

誰もが喜ぶようなコンテンツは作れないわけじゃないけどもそれはビッグビジネスの世界で、世界中を相手にして儲けが出る金のかけ方しないと無理じゃないかとおれは考えている。ハリウッドだね。<あーちょっとこれはいいすぎだな(笑)

↓こんな意見とか
Memo

コンテンツを見いだす能力(探したり、評価したり)がない私は、金払ってでも私が面白いもんを誰かに見つけて欲しい。実際は払ってないけど。

それが、出版業における、プロデューサー的編集者のお仕事だとは思いますが、現在いささかビジネス・モデルとしての出版業がヘタってきていて(早い話が、本が売れなくなってきていて)、さらに「面白いコンテンツ」ではなくて「共通の話題としてのコンテンツ」を求めるようになってきている(早い話が、売れる本しかうれなくなってきている)のがなかなか難しいところ。
だいたい、ユリイカのブログ特集には千円札は出せても、あの中にあるテキストがネットにあったとしたらみんな100円玉も出さないでしょ。それで関係者が食っていけるわけがない。と、少なくともテキスト方面におけるコンテンツの安売り・叩き売り的市場はあるわけで。
たとえば人が毎月読む本が10冊だとしたら(これはかなり多いです)、テキスト量にして400字×500枚×10で200万字ぐらい。ネットでテキスト拾ってる人は、そのくらいザラに読んでると思いますが。本代には文庫中心で読んでも今の時代なら1万円かかるけど、ネットの場合はほとんどタダ。本は売れないわけだよなぁ。