別に全然イラクでは奇形児が増えていないんじゃないかと思ったりする件について

最近は劣化ウラン弾に関する既知外なテキストが掲載されているブログのチェックを怠ってたんですが、なんかテレビで放映されたせいか、
ザ・スクープ

アメリカは今も、劣化ウラン弾と続出する奇病の因果関係を否定しているが、軍の極秘文書が「第二の枯れ葉剤」であったことを雄弁に物語る。
ベトナムイラク。2つの国で米軍が敢行した「環境破壊」を通じて、半永久的に地球を汚染し、自国兵も含む人々の体を蝕むことをも厭わない「アメリカの正義」の正体に迫る。

また少し目につくようになりました。たとえばこんなの。
長崎発/高校生1万人署名運動(核廃絶平和運動) : Kankoのみんなで楽しくEnglish♪ -北国tv

91年の湾岸戦争で米軍が 劣化ウラン弾 を使った後でがんや 先天性の異常が増えていること。(湾岸戦争ではバスラ西方で300トンの劣化ウランが使われたと指摘。 90年に千人あたり 3.04人 だった先天性異常が98年ごろから急増し、01年に 22.19人 になったと説明。 経済制裁で医療品が不足し、無政府状態で援助も全くないそうです。

なんかその数字だけ見ると「すげぇことが起きているんだなぁ」と思ったりするかもしれませんが、こんなデータも。
エコロジートピックス

アメリカでは現在、5〜10%の夫婦が不妊に悩み、せっかく妊娠しても流産してしまうケースが前妊娠の約半数に及ぶという。そしてその多くの場合、妊婦が妊娠に気づく前に流産してしまうということが最近の調査で明らかになった。さらに新生児の3〜5%に重い奇形が発生しているほか、精子数が減少しているという指摘もある。

アメリカの「千人あたり30人から50人」というのは、劣化ウランが使われたイラクより多いですね。
引用を続けます。

では日本ではどうかというと、(社)日本母性保護産婦人科医会による1996年までの過去25年間の新生児調査によると、日本における先天異常発現率は約0.91%。

日本の0.91%、千人あたり9.1人というのは、劣化ウランが使われる前のイラクより多いですね。
…あれ…? これはどう解釈すればいいんでしょうか。
俺の解釈としては「イラクにおける新生児の異常発現率に関する調査データが、10年間で充実してきて、以前の調査では拾い上げられて来なかった異常・奇形のデータも集まるようになった」ということにすぎない、みたいな気もするんですが。あとアメリカはもはや人が住めるような土地ではない、とか。
 
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