ダイイング・メッセージについて(記憶)

これは以下の話の続きです。
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20050711#p1
 
以下のかたがたからトラックバックとか言及とかいただいたので。
http://d.hatena.ne.jp/ishmael/20050711#p1
http://d.hatena.ne.jp/puhipuhi/20050712#p1
http://d.hatena.ne.jp/yusuke/20050712#p1
どうもありがとうございます。とても参考になりました。実在の人物でダイイング・メッセージを残した人は、いないことはない、ということですね。
小説や漫画の中で、俺の記憶の中にあるダイイング・メッセージというと…すみません、小説が出てこないですが、たとえばこんな奴が印象にあります。
1・漫画『ドーベルマン刑事(デカ)』で、「宮様」を軽井沢の別荘で襲おうとしているテロリストがカメラマンを殺す。カメラマンは「警視庁 ドーベルマン」と書き残した死体で発見される。
「警視庁」の「警」の字だけ書いてる間に息絶えてしまいそうな気が。
2・漫画『哭きの龍』で、冬のある日に組長が狙撃され、組長は雪の上に襲った連中の車のナンバーを書き残す。
これは非常にわかりやすく、話の展開的にも、シチュエーション的にも無理がない(雪の上なので指で書き残すことが可能)、なかなかいいダイイング・メッセージだと思いました。
あと、有栖川有栖の短編に、「香」で使われる記号がダイイング・メッセージというネタがあったと思うんだけど、タイトルが思い浮かばない(追記:「比類のない神々しいような瞬間」。『白い兎が逃げる』(光文社)収録)。これは実はもう一つのダイイング・メッセージがあって、こちらのほうにちょっと感心したです。