朝日新聞記事捏造問題で動きがあったようですが

資料とかも含めて、言いたいことはたとえば以下のようなところでほとんど言われているわけで、
朝日新聞の辞書に『コンプライアンス』の文字は無い(Irregular Expression)
NHK陳述で明らかになる朝日新聞の取材能力(Irregular Expression)
朝日新聞が虚偽報道を認めました、でも反省の色無し(Irregular Expression)
デジタルディバイドを欺く、朝日新聞の卑劣な印象操作(Irregular Expression)
公開討論会に朝日新聞は出るべきだ。(不可視型探照灯
朝日新聞が発表した「新たな検証記事」は評価できるものか?(不可視型探照灯
朝日新聞の「NHK番組改変問題検証記事」を検証しました(★★★ぼやきくっくり★★★)
おいらのほうではあんまり言うことないです。しかし朝日新聞の人は、自分たちが招いたのは「情報収集の不備にもとづく報道の危機」(報道関係者みんなに対する「信頼」の失墜=みんなの迷惑)だった、ってことを、もう少し自覚してもらいたいものであります。
NHK番組改変問題2―取材の総括

私たちは、番組への賛否の視点で、この問題を扱ってきたのではありません。問うたのは、特定の政治家の影響で番組を改変することの是非であり、ひいては「公共放送と政治との距離」でした。今後も、この問題を考えていく姿勢は変わりません。(東京社会部長・横井正彦)

そんなこと言うと、「環境破壊問題の是非」を考えるためには、珊瑚を記者(カメラマン)が傷つけて記事を捏造してもいいことになっちゃいますが。「公共放送と政治との距離」を考えることも必要ですが、そのための手段として今回の場合は、記事の基本的部分(関係者の証言取りを含む事実確認)に手抜かりが多すぎると思いました。
現在、「公共放送と政治との距離」についてNHKを批判している人(団体)は、朝日の取ったやりかたを批判している人よりも少ないような気がします。
まぁ、こういう人たちもいるみたいですが。
報道と表現の危機を考える弁護士の会

シンポジウム 「メディアの危機、憲法の危機」
(中略)
開催趣旨
マスメディア(大量に情報を伝達する媒体)がその伝達機能を奪われようとしている。
それはすなわち、私たち市民が情報を得る手段を失うことである。いま、社会で何が起こっているのだろう。
「NHKの番組に政治家が圧力をかけた」 と朝日新聞が報道したが、自由な情報の伝達過程に政治的圧力が加えられたという非常に重要な問題が、朝日新聞の取材のあり方に関する批判や記事の真偽の問題に矮小化された。
そして今、憲法改正国民投票法案には大幅な報道規制が盛り込まれている。まるで国民に改憲案に関する情報を与えないようにして投票をさせようとしているようである。
いま、表現の自由は、政治権力によってあからさまに制約され、本来制約に抵抗すべきはずのメディア内部で崩壊しつつあるのではないか。
メディアの危機、憲法の危機。その現状を分析する。

この人たちが考えている「報道の危機」とは何なのか、というか、そもそも「報道」とはどんなものなのか、について、とても興味を持ちました。
俺認識では、「「落書きされた珊瑚があった」と朝日新聞が報道した」のを元に、「自然破壊の危機」を問題にしている人たちのようにしか見えないのが難儀です。
コーディネーターの弁護士・梓沢和幸さんのお名前は、はてなダイアリーのキーワードに登録してみました。
 
追記:「朝日新聞対NHK・記事疑惑関連資料」の7月(第二弾)分を以下のところに整理してみたり。
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/195007