アーチスト・山口啓介氏に送ったけれど、返事が来なかったメールなど

これは以下の日記の続きです。
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20050824#p1
 
画廊の人(ちょっと匿名)にメール転送してもらったのですが、もう2週間以上経っても返事がなかったのでメール公開しておきます。そういうネタはいくつかあるので、今後もどんどん公開予定。
大変申し訳ありませんが、山口啓介様あるいは関係者のかたがご覧のようでしたら、この日記のコメント欄に何か書いていただけるとありがたいです。また、送ったメールのほうを公開したので、それに対する返信メールも、着ましたら公開させてください。俺の日記読んでる人に対する説明責任みたいなのがありますので。
以下、引用(メールアドレスその他は略)。

はじめまして、私は「劣化ウラン弾」のことについてあれこれ調べている一市民の「愛・蔵太(あい・くらた)」と申します。

実は、山口啓介様が発表しました版画「DU Child」その他、劣化ウラン弾による(とされている)こどもたちに関します創作物に関しまして、いささかお伺いしたいことがありまして、山口啓介様にメールを差し上げたかったのですが、メールアドレスその他が不明でしたので、「○○○○」様にこのようなメールを出させていだきました。無作法はお許しください。

くわしいことは、私のサイトの以下のテキストをご覧いただければお分かりになると思いますが、

劣化ウラン弾のせいで奇形の子供が」という画像は本当か
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20050702#p1

また悪質な嘘プロパガンダにだまされているアーティストがいるわけですが
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20050824#p1

実は、「劣化ウラン弾による奇形の子供たちの画像」というのは、そのほとんどすべてが出所のはっきりしない、はっきりしていても劣化ウラン弾との因果関係は確認・証明されていないものばかりなのです。

そもそも、「放射線」と「奇形」との因果関係が、現代の医学知識ではなかば否定されているわけで(妊娠時に強力な放射線を浴びた場合は、ごく限定された形での奇形は生じるみたいですが)、そのことも私のサイトの以下のところで記述しました。

放射線と奇形の関係は1960年代の知識で止まっている人が多い
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20050710#p1

ということで、山口啓介様の版画「DU Child」に関しましては、

1・イラクに現に存在するかわいそうな子供たち(劣化ウラン弾のせいか否かはともかく、医療物資の不足のせいで、白血病その他の治療が受けられない子供たち)
2・放射線のせいとは無関係な、遺伝病その他によって生まれながらにハンデを負っている子供たち(場合によっては死産で生まれた子供たち)とその両親
3・芸術家としての山口啓介様の創作理念(エナジー

の、いずれにも不名誉なことではないかと、僭越ながら思ってしまった所存です。もちろん、その原因や責任は山口啓介様だけにあるわけではなく、そのような画像をプロパガンダ的に使っている「反・劣化ウラン弾」の人たちに第一の責任はあるとは思いますが。

念のためにつけくわえますが、私個人は劣化ウラン弾の使用には反対ですし、「無害である」とも思ってはいません。

劣化ウランはどこまで安全でどこまで危険か、というめやす
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20050703#p1

山口啓介様にお伺いしたかったことは、「版画のモデルになった画像については、どの程度のことを知って版画にしたのか」、要するに確信犯か否か、ということだったのですが。

私のネット上での名前(愛・蔵太)は本名ではありませんが、ご連絡いただけましたらちゃんとした本名・連絡先はお伝えいたします(怪しいものではありません)。

大変長いメールになりまして申し訳ありません。もし○○○○様がご面倒でないようで
したら、このメールを直接山口啓介様に転送していただきましても、私のほうはかまい
ません。