「バターン死の行進」に関する文芸春秋テキストへの、サイモン・ウィーゼンタール・センターの抗議についてもう少し掘ってみる
これは以下の日記の続きです。
→http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20060116#p1
で、サイモン・ウィーゼンタール・センターがこの件について知るきっかけですが、
→POW
Article on the Bataan Death March
Published in Japan's Premier Magazine, Bungei Shunjuby Yuka Ibuki
12/24/05
New essay, "Article on the Bataan Death March Published in Japan's Premier Magazine, Bungei Shunju" written by Yuka Ibuki added. Please go to Ibuki
昨年の12月の、このテキスト(Yuka Ibukiさんによるもの)が嚆矢だった様子。
英語で読むのが面倒くさいという人は、こちらかな?
→POW・ニュース(日本語)
で、そこから上位サイトなど。
→POW(日本語サイト)
→POW・自己紹介
→POW・役員・東京代表
東京代表
伊吹由歌子
元高校教師
伊吹氏は、テニー博士の 『My Hitch in Hell 』(日本語タイトルは『バターン:遠い道のりのさきに』)の翻訳者の一人です。「POW研究会」の一員として、日本を訪れる元捕虜やその家族にアテンドする、ボランティアもしています。
ふーむ…。
→伊吹由歌子 - Google 検索
少し戻って、
→POW・ニュース(日本語)
日本からのニュース
元捕虜のレスター・テニー氏は2003年、自著 My Hitch in Hellの日本語版出版記念に合わせて来日しましたが、その折、ドキュメンタリー作家の熊谷博子監督からインタビューを受けました。当時熊谷監督は、三井三池炭鉱の歴史に関するドキュメンタリーを製作中で、テニー氏は、戦時中にそこで奴隷労働に就かされた体験を語りました。熊谷監督は2年間を費やし、炭鉱の歴史に関った72人の関係者の声を録画しました。短時間の版がすでに大牟田石炭産業科学館で常設上映されており、館を訪れる人々がテニーさんの体験を聴いているそうです。今年、福岡アジア・フィルム・フェステイヴァルの正式招待作品として、熊谷監督により、もっとも長い103分の版が製作されました。
(伊吹由歌子)
→盧武鉉大統領訪日に際する日韓両首脳への要請書 (2003年6月5日)
盧 武 鉉 大韓民国大統領貴下
小泉 純一郎 日本国総理大臣貴下
6月6日からの盧武鉉大統領の初の訪日に際し、日韓両国首脳が「慰安婦」・強制連行・強制徴用被害者など日本の植民地支配と侵略戦争によって被害を受けた人々の問題を解決するために誠意と勇気を持って協議し取り組まれることを強く求めます。
(中略)
<日本>
●個人●
土屋公献(元日本弁護士連合会会長)
(中略)
伊吹由歌子(教員)
(中略)
●団体●
「慰安婦」問題の立法解決を求める会(会長・土屋公献)
(中略)
三菱重工業強制徴用者裁判支援の会
ここらへんのつながりでしょうか。プロ市民・市民団体ウォッチャーにはワクテカな市民・団体がいる感じです。
ここで筆頭になっている、元日弁連会長の「土屋公献」さんに、ものすごく興味を持ちました。
追記:
こんなトラックバックがあったわけですが、
→社会派DS - レスター・テニー氏は某市民団体の味方ですが…
なお、lovelovedog氏は「日本の団体がテニー氏を煽った」と思っているようですが、客観的証拠は皆無でしょう。
もっともなので、前のエントリーのタイトルを、ちょっとだけ変えてみました(「(?)」というのを入れてみました)(追記:さらに手を入れて、こんな感じになってます。「ユダヤ人団体をあおっている日本の団体について」→「ユダヤ人団体をあおっている(=情報を提供している?)日本の団体について」。
あれこれ調べてみると、あおっている(という表現にも問題はありそうですが)のは「日本の団体(特定団体)」としては「US-JAPAN DIALOGUE ON POWS, INC.」かなぁ、とも思いますが、割と伊吹由歌子さん個人がコツコツとやっているだけのようにも思えます。
あと、こんなのも。
本来はこのエントリのカテゴリは「ネット右翼」にしたかったのですが、lovelovedog氏の思想が私の「ネット右翼」の定義を満たすか否か確認できなかったので、「メディア」にしておきます。
Web上で政治的発言を行う人のうち、次の4条件の中の2つ以上を満たす人を「ネット右翼」と勝手に定義しておきます。
1. 中韓を毛嫌いする。具体的には、日本との経済的関係が悪くなっても構わないと思うくらいに毛嫌いする
2. 自由主義史観(歴史修正主義)に共感できる。具体的には、「新しい教科書をつくる会の主張」に共感できる
3. 人権保護法案には無条件で絶対反対である
4. リベラル派(いわゆるサヨク)による市民運動を毛嫌いする
おいらは別に、何に対しても毛嫌いとか共感とか反対(絶対反対)とか、あまりしない人なのです。思想と言えるかどうか不明ですが、基本的に「ニュース系クリッピングサイト」と同じ立ち位置、つまり「それはネタとして面白いか・その情報を求める人間が想定できるか」というのが、おいらの日記で言及するかしないかの判断材料なので。
→社会派DSをジャンル「ネット右翼」で検索
この人の「ちょっと真実に対する追求が甘いのではないか」という批判テキストは、だいぶ参考になりました。テキスト作成における考慮事項の一つにさせていただきます。
これは以下の日記に続きます。
→http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20060430#p1