釣り宣言が出たので「ばか騒ぎ」は終了、ということで

これは以下のテキストの続きです。
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20060713#p1
 
こんなことになりました。
usbmouseブログ:アクセス頂いたすべての皆さんにお礼の言葉を申し上げます

既に一部の方は薄々お気づきのことと思いますが、「馬鹿騒ぎ」を「大騒ぎ」と“誤訳”する日本メディアの“思いやり”」は、ウソとホントが巧みにミックスされたusbmouseの創作でした。日頃からメディアリテラシー「ソース主義」を標榜される皆さんのこと、この記事がまったくのデタラメだということもすぐに見抜かれるに違いないと信じておりました。ところが、素直に信じ込んで2ちゃんねるに絶賛のコメントと共にリンクを貼りまくったり、ご自分のブログで引用してメディア批判を繰り広げる方のなんと多いこと。ご愁傷さまでした。

これはなかなかいい手なので、ぼくも来年のエイプリル・フールまで覚えていたらやってみようかと思いました。
ただ、何もない日に嘘エントリーを釣り餌として流すと、ぼくの場合はデメリットが多すぎるのが難点かもです。

<usbmouseブログ・メディアリテラシー賞 受賞者の方々>
(中略)
記事「ばか騒ぎだか大騒ぎだか知らないけど、福島瑞穂嘘ビデオ事件の人が情報元というのがどうも」で、「ウェー、ハッハッハ」の書き換えを鋭く指摘された、「愛・蔵太の少し調べて書く日記」主宰のlovelovedogさん。私が過去に当ブログに掲載していた「福島瑞穂朝ナマ発言ビデオ発見」の一件をご存知だったため、最初から怪しいと感じて記事を読まれたようです。「相手を疑う態度」が「自ら調べる姿勢」に繋がることを実証しておられます。

やったー。どうもありがとうございます。韓国語がわからないぼくにしては健闘、という感じですね。
usbmouseブログ」の人の今回のエントリーは、みんなにメディアリテラシーというものがどういうものかを悟らせるにはいささか強すぎる毒だったかもしれませんが、こういうのにコロッとだまされてしまう、「仕掛けを作りやすい構造」については考えさせられた部分もありました。
まず、日本の新聞のほとんどすべてがその部分を「大騒ぎ」と訳していたこと(「ばか騒ぎ」と訳していても、テキスト的にはそんなに問題がないようなものであるにもかかわらず)。
次に、機械翻訳に依存しすぎて、韓国語のネイティヴな人の意見を聞いたりした人が少なかったこと。
要するに、新聞社の人間はもっと韓国語を勉強して、自分で訳せるぐらいになって欲しいということと、ネットの人間はもっと韓国語のわかる友達・知り合いを見つけようよ、ってことでしょうか。
(2006年7月13日)