ブックマーク・RSSから(2006/09/17)

あとでぼくのブックマークに入れたり入れなかったりするものの候補です。
ミラーサイトとのアクセスバランスがあまりよくないので、元ネタリンクしていただけるようなら以下のところにお願いします。
愛・蔵太の少し調べて書くblog(今のところ、あちらのほうをこちらより少し早く更新するようにしています)


Something Orange:『黒死館殺人事件


しかし、おもしろい。さすが「奇書」と呼ばれるだけあって、そのふしぎさは並大抵のものではありません。小説の骨格そのものはある意味でごく平凡な本格推理のそれなのですが、その素朴な骨格に膨大な衒学的情報が乗せられていて、さきの見えない迷宮世界を作り出しています。
↑昔読んだときはどこが面白いのかよくわからなかった。ウンベルト・エーコを先に読めばよかったんだな。

Simplex's Memo:秋田内陸縦貫鉄道の旅。(その1)


オレンジ色のディーゼルカーはゆっくりと動き出した。いよいよ、角館から鷹巣までの旅が始まる。
↑いかにも秋らしい景色が続く旅です。

映画をめぐる怠惰な日常:映画 「青春☆金属バット」「好色源平絵巻」「秘録おんな蔵」


よく熊切和嘉を筆頭にした山下敦弘以下に続く大阪芸大一派的なことを言う方がいるが、人物相関図まで事細かに書いてある雑誌があったりして、中には細かく作り過ぎてこのヒトまで入れますかというようなヒトが入っていたりして、恩恵ですなと言いたくなることもあったが、確かに卒業制作を劇場公開させるという流れの筆頭に熊切和嘉が居たのは確かだが、熊切和嘉はPFF準グランプリを経て劇場公開、スカラシップという道を辿ったのであって、それは旧世代の自主映画並びに卒業制作が辿ってきた流れに属する。山下敦弘は、ゆうばりを経ての劇場公開であり、重要なのは、その際に周辺作家達もまとめて公開される機運があったということで、作品単品としては弱かった作家達の作品をセットで売ることが以降の可能性を開いた重要な局面だった。それだけに熊切和嘉と一緒にしてしまうとやや違和感がある。
↑とりあえず、『青春☆金属バット』に関する長すぎる前置きがあります。

平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜:建倉圭介『DAED LINE』(角川書店


建倉圭介は1997年に『クラッカー』で第17回横溝正史賞佳作を受賞してデビュー。翌年に『ブラック・メール』を発表後、8年間の沈黙を破って本作を発表……という経歴になる。建倉圭介という作家で思いつくことは、『クラッカー』がパソコンを取り扱った作品であるということと、ドラマ化されているということぐらいだ。「ミステリマガジン」で西上心太が絶賛しているので、読んでみることにしたのだが、これが大当たり。帯を読んでもそれほど期待できなかったのだが、いい意味で裏切られた。「心をゆさぶられる戦争冒険小説の大傑作」という言葉に偽りはなかった。
↑かなり本格的な冒険サスペンスという感じです。読もう。

Passion For The Future:パイの物語


語りの見事さ、哲学の深さ、ともに見事な完成度。表紙のポップなデザインや動物モノ、冒険小説風の作品紹介に騙されてはいけない。物語は最初は、緩やかに少年の成長物語としてはじまるが、漂流する中盤以降で、人間の心の闇を暴き出すきわどさを見せ始める。加速感がたまらない。
↑『パイの物語』(竹書房・ヤン マーテル)の紹介です。しかし479ページもあるのか。

猫を償うに猫をもってせよ:座談会からの失踪


しかし、座談会から失踪したことがある。あれは2001年の秋だったか、『SPA!』で、「エロ」についての座談会に出てくれないかと言ってきた。
↑すごいことした告白をしています。しかし対談というのはメンバーが難しいなぁ。

医学都市伝説:9/11予言(?)広告


9/11事件政府陰謀説に関連して、あちこちで循環しているという画像。1979年3月19日、フランスの総合雑誌"Le Point"に掲載された、パキスタン国際航空(PIA)の広告だとされている。
↑飛行機会社の広告として、すごい画像が使われているわけです。

Chakuwiki(ちゃくうぃき)


ご当地のイメージを噂から明らかにするプロジェクト。
↑日本各地だけじゃなくて世界中のものがあります。『帯をギュッとね!』検索しててみつけた。

CNET Japan Blog - ギートステイト制作日誌:2.0時代の解釈される物語


こうした情報の連鎖がTV発の流行を作るという側面もおそらくあるのでしょう。しかし、それは、自ら波に乗るというより波に乗らされている感覚に近いとわたしは感じます。ネットの情報の連鎖がもたらす高揚感に慣れてしまうと旧来のメディアがつくる波のエッジのぬるさを物足りなく感じますし、嫌いな波がつづけばそのメディアそのものをしばらく見なくなってしまいます。これは、TV番組というコンテンツが現在抱える根深い問題のひとつです。
↑テレビの提供する情報はつまらなくなってきていて、そこにYouTubeで見る、という新しい面白さが生まれる。

時代伝奇夢中道 主水血笑録:満身創痍で柳生宗矩観の変遷を考えてみたメモ


mixiの方で某氏から「柳生宗矩に黒いイメージがつきまとうようになったのはいつからなのか?」という疑問が提示されているのですが、これは「霧隠才蔵はいつからクールな美形になったのか」と並んで個人的にも大きな疑問だったもの。良い機会なので、これまであれこれと考えたりしたものをざっと挙げてみます。あくまでもまだまだメモ程度のものであり、材料も大いに不足しておりますので、あらかじめそのつもりでご覧くださいますよう…いや本当に穴だらけでごめんなさい。
↑なんかまた定期巡回サイトが増えそうな予感です。