ブックマーク・RSSから(2007/01/24)

あとでぼくのブックマークに入れたり入れなかったりするものの候補です。


PSB1981の日記:なぜフィクションの舞台は地方に移ったか(〜田舎の伝承〜)


そう、最近なんだか、田舎や地方が舞台の作品って多くないだろうか? その答えのヒントになりそうなのが、森川嘉一郎の次の評論だ。”ラブコメ都市東京「マンガが描く現代の〈華の都〉」”
↑「地方や田舎には「物語」があるからだ」その他を語るブログ主。

音極道茶室:官邸WEB+メルマガで7億超という話はやっぱりガセネタでした


落札者公示情報だけですべてのコストを断定してしまうべきではないにしても、重要なのは社民党がここに挙げたのと同じソースを見て騒いでいる点だ。そういう意味では「読めてない」としか言い様が無い。
↑メルマガだけだと約1億2000万という、かなり安い(世間並の)相場だったという話。

Mint Julep:著作権保護期間延長を考える国民会議第1回シンポジウム@東京ウィメンズプラザ円形ホール


また、私の座った近くにいた人が反対派の意見に盛んに拍手を送っていて、この人は一体どんな人なのだろう、と思っていたら、この場で発言があった。この人はクラシック音楽の指揮者(千秋様!と言いたくなってしまうな)で、著作権がまだ保持される音楽の演奏では莫大な費用がかかるという話を。それはあまりにも大変なので新しめの(著作権が切れていない)作品を演奏するのは止めようという話になっている。このままでは早晩、演奏できるクラシック音楽がどんどん減っていくことになるぞ、という話。それは困るなー。この人はイギリスの大手出版社と著作権に絡んだ裁判をしたそうで、訴えられ、弁護士に相談したけど誰も引き受けてくれなかったとか。結局彼は弁護士なしで最高裁まで持ち込み、全部勝ったらしい。そんなすごい人が近くに座っていたなんて知らなかったよー。この人は終わってから他の人たちと名刺交換していたようなので、次があれば出てくるかも。この方は名前だけ書き留めておいたのだが、mixiなどでこのことを書いたら調べてくれた人がいたので特定できた。
↑当日のレポートと、会場にいたすごい指揮者(杉山直樹氏)について。

[間歇日記]世界Aの始末書:歴史の断絶


怖ろしい話を聞いた。母が世にも怖ろしい体験をしたのだ。その事件は、母がむかしから大事に持っていて、いまはもう動かない古い腕時計を、ふと思い立って近所の百貨店にある時計屋に持っていったときに起こった。母がその時計屋にゆくのは初めてで、二人いた店員はいずれも意外と若かったという……。
↑「電池以外のもので動く時計」という存在を知らない店員の話。

雑種路線でいこう:課題は50年か70年かではなく死蔵と永久延長ではないか


議論を聞いていて不満だったのは,延長賛成派は報酬請求権による遺族の生活保障の議論に終始し,延長反対派は差し止め請求権によるコンテンツの死蔵や二次利用の阻害を中心に論じていた点である.問題がその点に絞られているのであれば,報酬請求権のみ70年に延長する代わりに二次利用に対する差し止め請求権は存命中のみとしてしまってはどうか.孫の代まで面倒みたいという延長派の主張に沿いつつ,著作権強化による創作活動の阻害を最小化できる.そもそも遺族の誰もが差し止め請求権を持つ仕組みが,何ら創作意欲に資する理由が思いつかない.本人の存命中に意図に反する二次利用に対して差し止め請求権を認めることには合理性があるし,死後も故人を冒助Kする二次利用に対しては人格権に基づく差し止め請求権を認めればよい.
↑「著作権保護期間延長を考える国民会議第1回シンポジウム」に行ってみた人の考えと意見。

[R30]:書評『ヒューマン2.0』、または流動化のための心得集


文系な方には、ぜひ6章の「人生とお金」あたりから読み始め、日本の生活環境のぬるさと幸せさを実感した後で、7章「シリコンバレーで誕生する4つの働き方」で未来の日本のホワイトワーカーの姿と自分のキャリアのあり方に思いを馳せ、8章「ヒューマン2.0のルール」でそれを実現するためのマインドセットと現在の自分の意識ギャップを測ってみる、というのがオススメだ。会社で日々上司と経営トップの悪口を同僚と愚痴っている人は、自分が人生の貴重な時間そのものを無駄にしていることに気がつくだろう。そこに気がつけば、それこそがあなたにとって「ヒューマン2.0」の第1歩。明日から、パラレルキャリアでもチャンクワーカーでも何でもいい、来るべき将来のワークスタイルをイメージして、自分をそれに合わせるための前向きな行動を起こせる。
渡辺千賀『ヒューマン2.0』という本の紹介。

江戸をよむ東京をあるく:ヒルズ巡見を終えて その2


広場を見終わってから、レストランなどが入ったフロアをめぐる。誰もお客のいない店。客が入っている店でも、せいぜい数人の客。今年の初めにここを巡見したとき、フロアの入り口近くの壁に、「この奥、営業しています」といった手書きの張り紙がしてあったのを目にして絶句した。さすがにその張り紙はもう見当たらなかったが、グループで歩くわれわれに向けて店のスタッフが注ぐ期待の視線が痛い。土日は休みにしている店もいくつかあって、そこはシャッターがおりちゃってる。どっかの駅前商店街に来たような気分だ。
↑閑散とした赤坂アークヒルズを歩きながらものを思うブログ主。

[絵文録ことのは]:「物語派」と「キャラ萌え」と「属性萌え」の対立


では何が違うのか。キャラ萌えの人は、ある限定された人物にしか感情移入しない。他の人物に対しては敵視あるいは第三者としてしか見ない。シャアに感情移入したら、ララアには好意を持っても、アムロには敵対心を抱き、ギレンに対してはバカにする――たとえばこういう状況に陥るのがキャラ萌えの読み方である。一方、物語派の人たちは、多くのキャラクターに対して感情移入する。すべてとは言わないが、その物語に関わるすべての人たちの存在が重要である。つまり、すべての登場人物の立場から物語に参加するわけである。シャアに感情移入した後には、ララアの視線で見たり、アムロの立場で考えたり、ギレンの演説そのものに歴史的壮大さを感じたり――そうして1年戦争の全貌とその流れに興味を抱く。もちろん、感情移入しやすいキャラとそうでないキャラという違いは当然生まれるだろうが、そこから離脱して世界を見る余裕がある。それが物語派だ。
↑萌える読者の分析と物語について。なかなか非オタク的で面白いです。

オレは童貞じゃねえ!!:山形に行って来た


すっかり告知するのも忘れていたのですが、第5回山形自主制作映像祭というイベントで2年前に作った『巨大戦闘メカ ガロハロ』という映画を上映していただいて、それに出席してまいりました。
↑第5回山形自主制作映像祭では中山勇樹監督の『マッドメン』という映画が面白かったそうです。

アジアの真実:映画評: 硫黄島からの手紙


同じ日本本土が戦場になった戦いとして、沖縄戦があります。こちらは民間人が多く犠牲になったこと、その民間人を日本軍が死に追いやったエピソードと絡めて語られることが多く、教科書にも掲載されています。しかし祖国と家族を愛し、それらを守る為に硫黄島で必死に戦った日本兵のことを知っている日本人が現在どれくらいいるでしょうか。その事実を映画という媒体を使って、アメリカから突きつけられたというのも情けない話です。我々日本人は彼らのことを忘れすぎてきていました。我々は硫黄島の戦いの事実を知り、そしてそこで戦った彼らの想いを理解し、考える必要があります。
↑映画『硫黄島からの手紙』の感想。「我々日本人は彼らのことを忘れすぎてきていました」とか。

ちとせの唐変木日記:大竹伸朗


昨日は、東京都現代美術館でやってる大竹伸朗展に行って来た。まず驚いたのが作品数。なんと2000点だって! 作品と作品の間がこんなに狭い展覧会って始めて観たよってくらいに壁中にびっしりと作品が並んでいて、観ても観ても観ても観ても終わらない。3階から展示が始まりやっと1階までたどり着いても、さらに地下に2フロアーある。ひょっとしてこのままエンドレスなんじゃ・・・と恐怖を感じ始めたところでやっと表に出ることができた。
↑2006年12月24日まで、東京都現代美術館で開催。コラージュをメインにしたアートが多い人です。

放課後ハ 螺旋階段デ:カタパルトの無いロシア空母「アドミラル・クズネツォフ」の貴重な離艦シーン


この空母の離陸滑走路はわずか105mしかないそうです。この動画で飛んでるSu-33戦闘機の全長だって20m以上あるっていうのに。
↑貴重な画像が見られます。かっこいいのか悪いのか、コメントに困ってしまう。でもすごい。

カクレマショウ:18歳成人を考える─その1


ところで、日本ではなぜ、成人と認められる年齢が「20歳」なのでしょうか? 中国の古典に出てくる「弱冠=20歳」に由来するという説もありますが、本家・中国でも今や選挙権は18歳以上と定められています。実は、「成人の日」を定めた「国民の祝日に関する法律」には、何歳から成人であるということは書いてありません。ただ、戦後相次いで成立した「児童福祉法」や「労働基準法」(いずれも1947年(昭和22年)制定)といった法律が、「18歳未満」を「児童」としたり、労働時間の制限等を定めていることから、「おとな」とはだいたい18歳に達した者という感覚だったようです。少なくとも、20歳を成人とすることについては定着していなかったと思われます(広井多鶴子氏の論文による)。
↑成人式は戦後(昭和23年)の儀式で、サミットのメンバーとである日本以外の「先進国」は18歳以上が成人。

おかか1968」ダイアリー:モーツァルトの全ての楽譜がWebで閲覧できるらしい


。「らしい」と私が書いたのは、ものすごくこのサイトに繋がりにくくなっていて検証できないからなんですが(苦笑)。恐らく全世界からものすんごい数のアクセスが殺到しているんでしょうね。では皆様のご健闘をお祈りいたします。
↑自筆の楽譜なんだろうな。ぼくもうまく見れませんでした。(追記:2007年1月下旬の段階では見ることができました。サイトの日本語版が英語・ドイツ語と並んで存在するのです。ちなみに手書きではありませんでしたがそのほうがちゃんと見て分析するにはいいかもです)

Passion For The Future:口コミ2.0 ~正直マーケティングのすすめ


ソーシャルニュースやソーシャルブックマークのライトユーザーの多くは、情報発信しているという意識がないと思う。誰に影響されたわけでもなく、普通にニュースサイトを見て自分のためにブックマークしたり、○×をつけたりしているのだろう。藤代さんがいうように、みんなが見ているものを見たいという意識も働いているはずだ。インフルエンサーの、ではなく、自分と同じようなみんなの意見を知りたいのだ。
↑明日香出版社『口コミ2.0 ~正直マーケティングのすすめ ~』(上原仁ほか)という本の紹介。