積水ハウス・ネズミ裁判の、第２・第３準備書面が公開された様子です

これは以下の日記の続きです。
→積水ハウス・ネズミ裁判の、被告側の主張が公開された様子
　
以下のところなど。
→積水ハウス在日社員（民族差別発言）裁判
→第２準備書面を公開しました
→第３準備書面を公開しました
2月11日（建国記念日）に公開しているのには何か意味があるのかな。
それはともかく、ぼくが少し興味を持ったのは「第３準備書面」の以下の記述でした。

３　「被告は『北朝鮮は拉致をしています。マスコミによると，（在日韓国人ではなく）在日朝鮮人やったら，朝鮮総連と関係をもっている人がいて，北朝鮮本国の命令を受けた朝鮮総連から指示を受けて，拉致やスパイ組織を支援したり，資金援助をしていると言われています』と言った」との記載について。
そもそも北朝鮮による拉致問題は国家による犯罪であり，在日コリアン総体とは何ら関係がない。事実として，在日コリアンは北朝鮮の国籍を保持しておらず，参政権がないため国家の政策に関与する資格はない（訴状参照）。
拉致に一部の在日コリアンが関係したことは事実であるが，朝鮮総連が組織として関与したという証拠はない。これまでのマスコミ報道によれば，拉致に関係した在日コリアンは，北朝鮮の工作員から個別に接触されたものであり，朝鮮総連組織が直接関与したとの報道は存在しない。
また，マスコミ報道によれば，関与した個人は在日朝鮮人に限らず，よど号事件に関係した日本人も複数存在する。さらに，従来の北朝鮮による工作事件には韓国籍の在日コリアンも複数関与している。要するに，在日朝鮮人＝朝鮮総連＝拉致・スパイ事件と言う図式には根拠がないのである。
被告は上記主張についてマスコミ報道によるとしているが，そのような報道は存在しないのであり，被告の偏見を合理化するためにありもしない報道を引き合いに出したに過ぎず，上記主張は被告の独断と偏見によるものである。

これについては、こんなのもありますが、
→教えて！goo 朝鮮総連の拉致の関与は？

朝鮮総連は拉致事件について自らはなにも知らなかったと謝罪していますが、本当に何もしらなかったのでしょうか。そこら辺の事情の詳しい方はお教えください。

ぼくの考えは、以下のものに近いです。

まあ、ホントに関わっていたら、もっと早く尻尾をつかまれたと思いますね。
たぶん、本国の、ごく限られた人しか知らなかったんじゃないでしょうか？

ちなみに「そのような報道は存在しない」というのは微妙。
→Irregular Expression: 朝鮮総連幹部拉致関与？韓国査証免除の裏側

が、外出先で用を済ませ帰りの地下鉄で売店を見るとその見出しが何故か変わっていた。新しい大見出しは「地村さん拉致　首謀者判明」。朝鮮総連の文字は大見出しから消えてしまった。後からビックニュースが飛び込んできたらそれに合わせて記事の差し替えをして見出しが変わるのは普通の事なので、それ自体はヘンでもなんでもない。ところが、この日の夕刊フジはＢ版（上の画像）とＣ版（下の画像）で見出しだけ変えてきたのだ。記事の差し替えどころか記事内容すら全く変わらない。

もう少しくわしく調べてみたいんですが、今の段階では「マスコミの報道」がどの程度まで真実なのか、ちゃんとした事実が出て来てから何かを言いたいと思います。
Google先生に聞いてみると、「マスコミの報道は存在する」ことのほうが確かなようなので、
→朝鮮総連 拉致 関与 - Google 検索
「マスコミ報道は存在するが、そのような事実は確認されていない」という言いかたをしたほうが、原告の人はいいのではないかと思いました。
　
これは以下の日記に続きます。
→積水ハウス裁判・ネズミ裁判続報