『墨攻』なんか納得いかない

(本日はちょっとネタバレなので、未見のかたはななめ読みしてください)
映画のあらすじは以下のところなど。
あらすじ 解説 墨攻 - goo 映画
なんでこうみんな死にますかね。キャラの「役割分担」という演出に欠ける映画だったので驚いた。革離さんは今でいう「エンジニア」なので、たとえば城を増築(って言うのかな)する場合でも、「このぐらいの門なら○秒で○人通れるから、それを防ぐために油を○リットル調達して、硫黄は…」(注:単位は現在の単位にしてみました)と、厳密な計算の上で「守り」をするのかと思ったらそういうわけでもないので「?」マークつきっぱなしでした。

さらにいらないと思うのは、わけわからんヒロイン・キャラで、お前は城の周辺の地理にくわしいはずだろうが! 何で「飛び込まないと逃げられない崖っぷち」に革離をナビして、泳げない川に飛び込みますか! このシナリオなら、彼女を「泳げるキャラ」にして、「泳げない」革離を二度助ける、というのが正しいシナリオだと思う。

最後は弓の名手、馬の乗り手、力持ちの巨人を引き連れて、悪の帝国・秦の若き王と最後の決戦に臨む革離、というのが正しいエンディングだよ! 「それ何てロード・オブ・ザ・リング」って言われてもかまわないんだよ。