『吉本興業の正体』『マンガ編集者が語るおもしろさの創り方』『日々是作文』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年4月あたり)。

吉本興業の正体

吉本興業の正体

★『吉本興業の正体』(増田 晶文 著/草思社/1,995円)【→bk1】【→amazon
創業1912年、間もなく100年の歴史を数える日本最古にして最強の芸能プロダクション・吉本興業。1000人近い所属芸人・タレントでテレビ界を埋め尽くし、その供給のみならず番組の企画・制作、配信まですべてを押さえて、いまや年商500億円に迫る勢いの順風満帆。トップが替わろうが人気タレントが翳ろうがその増殖は留まるところを知らず、いまや「大阪」という服も脱ぎ捨てて全国区を制覇、さらに異業種や海外市場をも侵食しはじめている。かつて大阪ローカルだったはずのこの「会社」はいったい何を目論んでいるのか?世界的にみても「ケッタイな会社」である吉本興業の創業から現在に至るまでを詳細に描いて、その「ケッタイな正体」に迫る。秘密は金庫の中に保管されている。
マンガ編集者が語るおもしろさの創り方

マンガ編集者が語るおもしろさの創り方

★『マンガ編集者が語るおもしろさの創り方』(八窪頼明/著/同友館/1,890円)【→bk1】【→amazon
どうしたらマンガ家としてデビューできるのか?!マンガの描き方の本は多数出版されているが、マンガ編集者によるストーリーの創り方やキャラクターの創り方などを書いた指南書はなかった。マンガのおもしろさについて徹底分析。マンガ編集50年の著者が語る、マンガ家としてデビューする方法。
日々是作文 (文春文庫)

日々是作文 (文春文庫)

★『日々是作文』(山本 文緒 著/文藝春秋/580円)【→bk1】【→amazon
31歳の私に、10年後の私をこっそり教えてあげたい―。離婚して仕事もお金もなかった31歳から、直木賞受賞&再婚してしまった41歳まで。絶品の恋愛小説で読者の心を搖さぶり、出口の見つからない切なさを描いてきた著者も、日々様々な思いに搖れながら「微妙なお年頃」を過ごしてきた。激動の10年間を綴ったエッセイ集。 花には水を。私に恋を。