『図書館の誕生-古代オリエントからローマへ』『解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯』『カストリの時代』

本日の読みたい本・おすすめ版（2007年4月あたり）。

図書館の誕生―古代オリエントからローマへ (刀水歴史全書)

★『図書館の誕生-古代オリエントからローマへ』(L.カッソン 著 新海 邦治 訳/刀水書房/2,415円)【→bk1】【→amazon】
粘土板はどう扱われたか？パピルスはどう作られ、どう書かれたのか。粘土板から冊子本への進化は図書館をどう変え、本をどれほど増やしたか。それが人間の社会にどんな結果をもたらしたか？

解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯

★『解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯』(W.ムーア 著 矢野 真千子 訳/河出書房新社/2,310円)【→bk1】【→amazon】
膨大な標本、世界初の自然史博物館、有名人の手術、ダーウィンよりも７０年も前に見抜いた進化論…。「このジョン・ハンターはまぎれもなく、イギリスの誇る奇人の伝統を脈々とうけつぐ人物であり、その影響は医学の世界をはるかに凌駕している。かれの奇人ぶりは群をぬいており、それが証拠にかれは当時、そしてその後の小説などに多くのモデルを提供している。本書を抜群におもしろくしているのは、そうしたかれの奇人的なエピソード群のためであり、そしてそれが現代のぼくたちにつきつける問いかけのためだ。」近代外科医学の父にして驚くべき奇人中の奇人伝。奇人まみれの英国でも群を抜いた奇人！『ドリトル先生』や『ジキル博士とハイド氏』のモデルとも言われる１８世紀に生きた「近代外科医学の父」を初めて描く驚嘆の伝記。

カストリの時代

★『カストリの時代』(林 忠彦 著/ピエ/1,890円)【→bk1】【→amazon】
引き揚げ、進駐軍、焼け跡・闇市、戦災孤児、復興する東京…激動の時代を、写真が永久に記録する…終戦後のドラマチックな世相を、リアルに再現した写真文集。