『漫画映画の志-『やぶにらみの暴君』と『王と鳥』』『マンガ狂につける薬 下学上達篇』『時そばの客は理系だった 落語で学ぶ数学』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年6月あたり)。

★『漫画映画の志-『やぶにらみの暴君』と『王と鳥』』(高畑 勲 著/岩波書店/2,625円)【→amazon
高畑監督が自らの作品作りの原点とするフランスの漫画映画『やぶにらみの暴君』。三〇年の歳月を経て、作者たち―監督ポール・グリモー、脚本ジャック・プレヴェール―は、それを『王と鳥』という映画に作り直した。なぜ、彼らはそうしなければならなかったのか?そしていま、その映画が問いかけるものとはなにか?作者たちの烈々たる志のもとに、一本の漫画映画がたどった驚くべき数奇な運命と、作品制作をめぐる壮大なドラマを追う。
マンガ狂につける薬 下学上達編 (ダ・ヴィンチブックス)

マンガ狂につける薬 下学上達編 (ダ・ヴィンチブックス)

★『マンガ狂につける薬 下学上達篇』(呉 智英 著/メディアファク/1,260円)【→amazon
“下学上達”とは論語から生まれた「身近なものから学び、次第に深遠な学問にたどりつくこと」を意味する言葉。稀代の論語狂、呉智英の手により、マンガが人生の深遠への入り口に変わる。
時そばの客は理系だった―落語で学ぶ数学 (幻冬舎新書)

時そばの客は理系だった―落語で学ぶ数学 (幻冬舎新書)

★『時そばの客は理系だった 落語で学ぶ数学』(柳谷 晃 著/幻冬舎/777円)【→amazon
落語の噺には、数学や科学のネタが満載されていた!「親子酒」は「クレタ人のパラドックス」であり、「一目上がり」は「等差数列と等比数列」を解説、「千早振る」は「演算の法則」で、「平林」は「素因数分解」で、「こんにゃく問答」は「非ユークリッド幾何学」、「日和違い」は「カオス理論」でもある。ネタづくりは、数学のわかる落語家・三遊亭金八と林家久蔵が担当。笑っている間に身につく数学の知恵26席。