『大冒険時代 世界が驚異に満ちていたころ』『間に合わなかった兵器』『フィレンツェの職人たち』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年7月あたり)。

大冒険時代―世界が驚異に満ちていたころ 50の傑作探検記

大冒険時代―世界が驚異に満ちていたころ 50の傑作探検記

★『大冒険時代 世界が驚異に満ちていたころ』(M.ジェンキンズ 編/早川書房/3,780円)【→amazon
過酷な砂漠や峻峰、エキゾチックな風習、息をのむ絶景、楽園の生活…いまではもはや味わえない旅のスリルとロマンを凝縮!100〜50年前の『ナショナル・ジオグラフィック』誌に掲載された秀逸な冒険旅行記・異郷体験記を当時の写真や地図とともに収録。
間に合わなかった兵器―もう一つの第二次世界大戦 (光人社NF文庫)

間に合わなかった兵器―もう一つの第二次世界大戦 (光人社NF文庫)

★『間に合わなかった兵器』(徳田 八郎衛 著/光人社/780円)【→amazon
日露戦争で機関銃と大砲の威力が突撃精神を圧倒することを学んだ日本陸軍が、なぜ太平洋戦争で米軍戦車に肉薄攻撃をかけたのか。そして、日本兵が携えた兵器がいかに粗末な設計で低品質であったかは玉砕の島々が証明した。日本の敗退を“生産力の違い”とする歪曲した史実を技術者の視点から鋭く抉る衝撃の戦史。★『フィレンツェの職人たち』(朽見 行雄/講談社/880円)【→amazon
時の権力者に愛され、世の賞賛を浴びたルネッサンス期の芸術文化。伝統を重んじるフィレンツェの匠たちは、その世界最高峰の業を後世に伝えるため、数世紀を経たいまも当時と同じ手作業による工程で芸術品をつくり続け、その作品は世界中の人々に愛されている。伝統工芸にひたむきな愛情を注ぎ、技朽を凝らしたデザインと優美な感性で世界をリードする職人24人の人生観に触れたとき、私たちが忘れてしまいがちな「本当に豊かな人生」を目の当たりにする。