人口ピラミッドを見て暗くなる

lovelovedog2007-09-17

 最近は何を見ても暗くなったり、懐かしいものには涙が出たりする軽ウツ状態なんですが、この人口ピラミッドには、モノを作る人間は暗くならざるを得ないというか。
平成16年10月1日現在推計人口
 感覚として10代・20代の数は減っている気がする、というのはあるんですが、30代の人間がモノを作って10代・20代に売ろうとすると、ちょっと絶望的なぐらい市場(需要人口)が少ないのでは、と思ってしまう。
 グラフから単純に見ると、需要・供給のバランスがいいのは、「50代〜40代後半」が「30代前半」に何かを売る、というのはまぁ少しは考えられる。
 で、考えてみると「30代」が「10代前半」にモノを売っていて景気よかったのは20年前、ということになり、なんとなく感覚としてはわかる気がする。週刊少年ジャンプの黄金時代も1980年代じゃなかったかな。
 今の「30代」は、モノを消費する世代ではなくて作る世代で、それを考えるとその世代は「10代」ではなくて「50代後半」を市場(需要人口)として考えたほうが、まだ儲かる可能性はある、という感じでしょうか。若者ではなくシニアを購買層にした商品を作る、ということですね。でもモノそんなに欲しがるかなぁ、シニア世代は。シニア世代のリッチ層を対象にすると、また市場そんなに広くないとは思いますが、一人あたりの消費金額が多めになるので、それはそれでいいのか。あと、年寄りは新しいモノは買わない気がする。
 また今回も「気がする」「思う」が多いテキストになってしまいましたが、若者の多くない国なんてダメですよ、と無駄に断言してみたりしよう。世界の若者人口(20代ぐらいまで)はどのくらいの比率なんだろうな。でもけっこう、年寄りのいるところに若者がけっこういるのは何でだろう、と思う。古本市とかですね。病院もそうか。中年の多いようなところには若者はいない、というか目立たない。(追記:古書展では「売る側」に、病院では「病院の案内を含むサポート員」のほうに、若い人が目立つ、の意でした。一種の老人介護系というか…。たとえば、古書展で本を買うと、金の受け渡しの窓口はとても若い人たちがやっている。古書店員見習いでしょうか)
 
(追記)
 トラックバックで以下のような、世界の人口ピラミッドがわかるところを教えていただきました。
International Data Base (IDB) - Pyramids
 「Dynamic.」でアウトプットすると、年代構成がうにゃうにゃと、未来はこうなる、とうねって面白いのです。