『図説「最悪」の仕事の歴史』『書遥游』『勝手に絶望する若者たち』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年9月あたり)。

図説「最悪」の仕事の歴史

図説「最悪」の仕事の歴史

★『図説「最悪」の仕事の歴史』(トニー・ロビンソン/著 デイヴィッド・ウィルコック/著 日暮雅通/訳 林啓恵/訳/原書房/2,940円)【→amazon
反吐収集人、蛭採取者、踏み車漕ぎに王様の御便器番、ヒキガエル喰いから死体泥棒…。古代から近代にいたる、「誰かがやらなければならなかった仕事」をたどったはじめての歴史。貴族生活も産業革命も、彼らがいなくてはあり得なかった!イギリス裏面史の決定版。世にも過酷なハローワーク
書遙游 (堀切直人コレクション)

書遙游 (堀切直人コレクション)

★『書遥游』(堀切直人/著/右文書院/2,415円)【→amazon
怪談文学案内、昆虫文学誌から、ポルトレ、食・女・道草アンソロジー解説を経て、古本屋本書評まで、蜘蛛手に増殖していく評論・エッセイを選択し集成した。
勝手に絶望する若者たち (幻冬舎新書)

勝手に絶望する若者たち (幻冬舎新書)

★『勝手に絶望する若者たち』(荒井千暁/著/幻冬舎/756円)【→amazon
今の若者は焦っている。そして、「絶望に打ちひしがれた」と言って職場を去っていく。“就職氷河期組”と呼ばれる、現在25〜35歳の彼らは、安定を強く望み、見かけの人生設計に精を出す。だが、それを実現する実力も経験もない。そんな現実を直視できず、自分自身にイラつき、自滅していく。彼らが上司に伝えた建前の退職理由、そして著者にだけ語った本音とは何か。多くの職場で起きている、深刻な現象を徹底分析した一冊。