『超不都合な科学的真実 もうからない重要な発見はすべて潰される』『天文学者はロマンティストか? 知られざるその仕事と素顔』『新聞記者 疋田桂一郎とその仕事』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年11月あたり)。

超不都合な科学的真実 もうからない重要な発見はすべて潰される! (5次元文庫)

超不都合な科学的真実 もうからない重要な発見はすべて潰される! (5次元文庫)

★『超不都合な科学的真実 もうからない重要な発見はすべて潰される』(ケイ・ミズモリ/著/徳間書店/600円)【→amazon
翻訳家、サイエンスライターとして活躍する著者が徹底的に集めた医学・科学分野での超不都合な真実!こんな有効な薬が、こんな素晴らしい発明が、国際的大企業の利益にならない、利益を損なうという理由で、こんなにも潰されていたとは―。★『天文学者はロマンティストか? 知られざるその仕事と素顔』(県秀彦/著/日本放送出版協会/735円)【→amazon
天文学者というと、どのようなイメージを思い浮かべるだろうか。「星空を見上げ、悠久のロマンをちょっと理屈っぽく語る」姿だろうか。じつは、その本当の姿はほとんど知られていないのが現実だ。そもそも天文学は私たちの生活に必要なのか?科学の最先端を走る天文学は今、何に取り組み、何をしようとしているのか?天文学現代社会に生きる私たちとのつながりを考える。
新聞記者 疋田桂一郎とその仕事 (朝日選書 833)

新聞記者 疋田桂一郎とその仕事 (朝日選書 833)

★『新聞記者 疋田桂一郎とその仕事』(疋田桂一郎/[著] 柴田鉄治/編 外岡秀俊/編/朝日新聞社/1,260円)【→amazon
「管理職にしては惜しいと考えられた大記者」疋田桂一郎。鋭い批評眼からの的確な洞察で知られる彼は、どのような記事を書き、どのようなコラムを残し、そして、新聞報道についてどのように考えたのか。洞爺丸台風(1954年)、伊勢湾台風(1959年)、三池争議(1960年)など、戦後史上の大事件についての報道記事。ソ連、韓国、ベトナムアメリカなどを取材対象にしたルポ。さらには、当時の社会に大きな衝撃を与えた、東大生山岳遭難検証記事。疋田記者による、朝日新聞の、これらのさまざまな記事を収録し、当時の新聞報道の実際と息吹とを再現する。さらに、70年代に執筆を担当した「天声人語」からの選りすぐり44編を収めるとともに、新聞取材と報道の本質を徹底的に追究して、ジャーナリズムの世界に大きな影響を与えた「ある事件記事の間違い」を全文収録する。