『レイモン・サヴィニャック自伝』『恋愛小説ふいんき語り』『伊藤敦子・望郷のミラノ スカラ座を夢見たオペラ歌手の生涯』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年11月あたり)。

レイモン・サヴィニャック自伝

レイモン・サヴィニャック自伝

★『レイモン・サヴィニャック自伝』(レイモン・サヴィニャック/著 橋本順一/訳/TOブックス/3,600円)【→amazon
素朴かつ色彩感覚溢れるその作風で、世界中の企業ポスターを数多く手がける、フランス人ポスター画家、遅咲きの天才が書き下ろした唯一の自伝が初邦訳化。パリでの幼年時代、二度の兵役、師匠との出会い、そして果てしなく続く転職や解雇の日々。しかし、41歳の時に描いたある絵で、彼は一躍人気ポスター画家の仲間入りをするのだった。今もなお、世界中の多くの人に慕われ続ける偉大な画家が、激動の半生、創作論、現代社会への警鐘、広告業界への想いを自ら綴る。日本語版のみのイラストや写真、そして注釈、解説を豊富に収録。
恋愛小説ふいんき語り

恋愛小説ふいんき語り

★『恋愛小説ふいんき語り』(麻野一哉/著 飯田和敏/著 米光一成/著/ポプラ社/1,680円)【→amazon
小説への愛と好奇心みなぎるゲーム作家3人が、読みも読んだり全20作品。女性作家による珠玉の恋愛小説に挑んだ、魂の読書会・全記録。
伊藤敦子・望郷のミラノ―スカラ座を夢見たオペラ歌手の生涯

伊藤敦子・望郷のミラノ―スカラ座を夢見たオペラ歌手の生涯

★『伊藤敦子・望郷のミラノ スカラ座を夢見たオペラ歌手の生涯』(千厩ともゑ/著/沢田出版/1,995円)【→amazon
昭和12年、幼い二人の子供を日本に残し、35歳でイタリアに旅立った美貌のオペラ歌手・伊藤敦子。第2次世界大戦前後、オペラの本場ミラノで、プリマドンナとして大活躍し、マリオ・デル・モナコ等と共演するも、戦渦の母国に報らされることはなかった。故郷に遺された直筆書簡から、84年の波乱の人生に肉薄した、ドラマチック評伝。