ブックマーク・RSSから(2008/02/04)

あとでぼくのブックマークに入れたり入れなかったりするものの候補です。


S-killz to pay the ¥.#p1#p1:先生、わからない所があるんですけど… 〜「トランスアメリカ」〜


例えばこういったテーマの先駆者にファレリー兄弟がいますが、この「トランスアメリカ」も、粗筋だけ聞くと物凄くなくえげつない感じがするし、ファレリー兄弟のようにマイノリティの人々を笑いのネタにすることによって、その差異をスラップスティックな笑いと一緒に吹き飛ばすような映画を想像していたら、ちょっと地味とも言える位に(褒め言葉)実に地に足が着いたロードムービーであったし、親と子という関係に焦点を絞った人間ドラマでもありました。
↑性転換男性を主人公にした映画の紹介。

HOGHUGの日記 :今日のお題・・・『皇帝のいない八月』


銃器ネタ・・・マニアにはこの国ならではの興味深い銃が出ている。映画の主役は元自衛隊員なので、結果的に劇中で多数の六四式自動小銃を使用するが、映画のネタがネタなので本物を借用出来る訳もなく、映画&TV用小道具製作で有名な戸井田工業が電着発火式の六四式小銃を製作し納入されたようだ。なので初六四式登場映画で、少し大柄ながら意外にディティールが良い。この戸井田製電着発火式、六四式は『戦国自衛隊』でも使われた。バイポッドも動くのには感心。他には自衛隊特殊部隊が突入用のスタングレネードとM3グリースガン、別のシーンではMGC社製のプラガバのコルト1911A1(GM2)も普通にBLK作動していた。
↑映画『皇帝のいない八月』に出てくる銃器の話など。

アヌトパンナ・アニルッダ:ポスター漁り - 真魚八重子


最近、ロマンポルノのポスターを漁る為映画グッズ店をチェックしてまして、土曜日もそういったお店に行きました。やはりカラテ映画のポスターを収集している連れと、店頭に出されていないものをお店の台帳でしらみつぶしに探していると、顔を覚えてくれた店番のオバチャンが、時折気を使って話しかけてくれます。
↑ポスター漁り仲間とCIAの人の話。

アヌトパンナ・アニルッダ:『愛の寓話』発売記念トークショー - 真魚八重子


青山ブックセンターに、『愛の寓話』発売記念の小沼勝監督×風祭ゆきさんのトークショーへ行ってきました。最初、(1時から3時までって二人きりにしては長丁場だなー)と案じていたのですが、お話がほんとに興味深くて、口開けっ放しなくらい集中して聞いていたら、あっという間に終わってしまいました。ほんとに良いお話いっぱいで。風祭さんのデビューのきっかけが、ロマンポルノの出演依頼に対し戸惑っていたところ、大島渚監督に「体操だと思えばいいよ。映画は映画なんだから」と言われて、出演を決意されたというのは有名なお話ですが、今日はその前後の状況が伺えて貴重でした。
↑ロマントークショー。良いお話おっぱい、と誤読した。

dominoの編集後記:竹岡広信


苦手ジャンルである学参の棚をチェック。その昔『コペルニクス英作文』とか好きだったなぁ(名前が)とか思って見ていたら『竹岡広信の英作文「原則編」が面白いほど書ける本』(ISBN:4806120111) 『竹岡広信の英作文「実戦編」が面白いほど書ける本』(ISBN:480612012X) というのがありました。一般には山田章博のイラストで有名な参考書なのでしょうか。著者名に微妙に覚えがあるなぁと思って中を見ると高校の時の英語の先生でした。驚く。他の著作とか調べてると『ドラゴン桜』の川口先生のモデルらしい、と知ってさらに驚く。『ドラゴン桜』ってずっと読んでいるのに今頃気づくとは。
↑『ドラゴン桜』の先生のモデルについて。

もう一枚の鏡 - Le miroir de Yasno:どうでもいいことを書いてみよう


姉貴の名前+αで検索して、ここのブログに来る人というのは、月に数人は必ずいる。姉貴が死んでしまって、1年半が経つけど、そういう人が何人か居る、と言うのはきっと有難い事なんだろう。私はその事を考えない日はないから、「まだそれしか経っていないのか」とも思うし、「もうそんなに経ったのか」とも思う。
↑亡くなった姉の話などについて。姉というのは中尊寺ゆつこさんのことです。

赤尾晃一の知的排泄物処理場(わかば日記) :地球に突如として現れた宇宙三銃士


テクノ歌謡イモ欽トリオで成功した。しかし女性アイドル「スターボー」は同じ作家陣(松本隆細野晴臣)なのに成功しなかった。テクノからの連想で「宇宙から地球に突如として現れた三銃士」という設定が奇妙だった。歌番組などに出ても,ふつうのアイドル的なトークが封印されしまうからだ。すぐにキャンディーズ・フォロワーに路線変更。2nd「たんぽぽ畑でつかまえて」は麻生香太郎馬飼野康二の純粋アイドル歌謡
↑1980年代の遺産っぽいアイドル・トリオ「スターボウ」について。

camomileの日記:ディーヴァの底力は低炭水化物ダイエットとピラティス


ルネ フレミングの自叙伝「魂の声」を読み上げた。音楽教師の両親のもと一日中音楽が流れる環境で育ち世界各国の歌劇場を征服したルネが来し方を丁寧に理知的に書いた1冊の本。或る人に「今この本を読んでいるの」と本を掲げてみせたら、この数年私がはまっている際限ないCD、DVD購入の一部始終を知っている彼は「えっ!また?」と言って「病膏肓に入る」と続けニヤッと笑った。何を言われようと大満足の読書だった。
↑ルネ フレミングの自叙伝「魂の声」に関する感想

赤尾晃一の知的排泄物処理場(わかば日記) :中山ラビ入門編


70年代京都の対抗文化シーンに遅れて加わった世代にとって,中山ラビは,すでに確固たる地位を占めた,フォークの巫女様だった。渡辺潤が主催する自主ゼミで対抗文化を学び,「ほんやら洞」に出入りした。中山ラビはそこにも現れ,ミニライヴを開いたりしてくれた。多摩地方出身者として,松任谷由実中山ラビは青春の陽と陰の代弁者だった。ユーミンが空想的恋愛主義(ひいては正しき一夫一婦制につながる)を煽ったのに対し,中山ラビは混沌たる土俗的な自由恋愛を唄った(京都に来たのも中山容との“略奪愛"だったわけで…)。方やお嬢様,方や常世と現世の媒介者。
↑1970年代のニューミュージックを語る。

映画をめぐる怠惰な日常:映画 「東京から遠くはなれて」「しがらみ学園」「逃走前夜」


黒沢清の映画術」で、あのヒトのパートが話題になっているのは誠にケッコーなハナシで、あのヒトに拘り続けてきたので、愈々再評価の機運が高まるのではないかと期待している。今回のトークでも話題が出るか否かと思っていたら、青山真治が控えめに“名前を言ってしまいましょう”と言って、“亡くなった伊丹十三さん”と口にしたので、一瞬おおっ、と思うも黒沢清蓮實重彦は無表情のままで、その後その話題が続くことはなかったが、青山真治がそこでその名前を口にしたのは、当然「黒沢清の映画術」を踏まえた上なのは明らかだが、一観客として、パルコ劇場での「ドレミファ娘の血は騒ぐ」公開初日に劇場ロビーに立つ、伊丹十三蓮實重彦黒沢清の姿を目撃した強烈な記憶について語ったものだった。かつて「ユリイカ 特集・黒沢清」で青山が『「ドレミファ」公開の歓喜に居合わせなかった者は、自分が黒沢を「発見」する機会は未来永劫訪れないと肝に銘ずるべき』と書いていたことも併せて、伊丹十三蓮實重彦黒沢清が並ぶ映画史の最も幸福な局面だったのではないか、などと思う。
↑映画のあとのトークプログラム  出席:蓮實重彦×青山真治×黒沢清の紹介。