『戦時日本の国民意識 国策グラフ誌『写真週報』とその時代』『ファシズム前夜の市民意識と言論空間』『恐竜はなぜ鳥に進化したのか 絶滅も進化も酸素濃度が決めた』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年2月あたり)。

★『戦時日本の国民意識 国策グラフ誌『写真週報』とその時代』(玉井清/編/慶応義塾大学出版会/4,830円)【→amazon
戦時中、政府が啓蒙宣伝のために発行していた『写真週報』を初めて総合的に分析。300を超える画像を紹介し、当時の政策、国民の生活や意識を、浮き彫りにする。★『ファシズム前夜の市民意識と言論空間』(倉科岳志/編/慶応義塾大学出版会/3,360円)【→amazon
20世紀初頭、雑誌メディアによって結ばれた知識人、出版人、読者の文化史。ジャーナリズムの可能性と問題に迫りながら、ファシズムへと傾斜する時代のイタリアを捉えなおす。
絶滅も進化も酸素濃度が決めた 恐竜はなぜ鳥に進化したのか

絶滅も進化も酸素濃度が決めた 恐竜はなぜ鳥に進化したのか

★『恐竜はなぜ鳥に進化したのか 絶滅も進化も酸素濃度が決めた』(ピーター・D.ウォード/著 垂水雄二/訳/文芸春秋/2,350円)【→amazon
私たちは、現在の酸素濃度が不変であると思いなしがちだ。しかし、地球が誕生して以来、酸素濃度が一定であったことはなかった。高酸素の時代に爆発的に繁栄した動物も、低酸素の時代に一匹残らず消えていく。こうして生物は進化と絶滅をくりかえしながら、いまの人類へつながっていく―。くりかえされた生物の進化爆発と絶滅を一望にする6億年の酸素濃度グラフ―ゲオカーブサーフですべてが解き明かされる。