ブログを続けていくときに気をつけたいこと

 よく、しばらく行ってなかったラーメン屋(そこそこ有名なところ)が、常連その他の意見を聞きすぎて「これはちょっと濃すぎるのでは」とか、間違った方向に行っていて愕然とすることがあるらしい*1。あるいは、漫画雑誌がアンケートを見すぎた結果として「女性のハダカ」とか「戦ってる漫画」ばかりになっちゃうとか、常連ばかりの喫茶店とか。
 関連テキスト。
チェーン店のような匿名性の高いサービス産業は客を差別しない : ARTIFACT ―人工事実―
 これは「ブログ論」と少し関係あるかと思ったんだが、深読みのしすぎ?
 ということで、ぼくが気をつけたいことは、ブックマーク数やアクセス数を気にしすぎて、自分の楽しみのためにブログを書くという目的を忘れない、ということなのだった。
 本や映画の感想のエントリーに対するブックマーク数が「10」を越えることは滅多にないんだけれど、多分きっとある程度の数の人たちは楽しんでくれていると思うし、楽しかった本や映画の話を書くのは楽しい。そういうもので世界は変わらないけれど、多分世界は広がると思う。少なくともぼくの場合は広がる。
 
(追記)昔のテキストリンクを見ていたら、こんなのもあった。
13回 バーの客、悲しい客。 - [ウイスキー&バー]All About

かつてスナックという業態が人気だったことがある。その中で衰退した店の例のひとつを挙げてみる。
常連客とその紹介客だけで成り立っていた店の場合、店主も老い、客も老いるとたちまち衰退した。客層の幅が狭いからだ。客は仕事をリタイアすると足を運ばなくなる。新しい客を開拓してこなかったツケがまわってきて、たちまちにして閉じざるを得なくなった店がたくさんある。危ない世界なのだ。

 ご参考までに。

*1:ぼくはラーメン屋にはあまり行かないのでわからないんですが、あってもおかしくないことのように思える。