『廃墟チェルノブイリ』『テレビ的教養 一億総博知化への系譜』『刺青とヌードの美術史 江戸から近代へ』
本日の読みたい本・おすすめ版(2008年5月あたり)。
廃墟チェルノブイリ Revelations of Chernobyl
- 作者: 中筋純
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2008/04/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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人間が排除されたことにより、町を覆い尽くさんばかりに成長しているポプラの街路樹。待望のメーデー開園を前に、事故のせいで一度も子供たちに乗られることなく風雨にさらされ続けた遊園地の観覧車。五芒星、ポスター、スローガン、レーニンの写真…時間が止まったかのように「ソビエト連邦」がフリーズされたままの建物。そして、その向こうに未だ不気味な威容を放つ発電所の石の棺桶―かの街の「失われた22年」のありまままがここにある。
- 作者: 佐藤卓己
- 出版社/メーカー: エヌティティ出版
- 発売日: 2008/04/25
- メディア: ハードカバー
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「一億総白痴化」は「一億総博知化」だった?!テレビは格差社会化を止める教養セイフティ・ネットとなるか。
- 作者: 宮下規久朗
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2008/04/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今日、雑誌や野外彫刻で目にする七頭身美人のヌードとは、全く異なる美の基準に立つ裸体表現が江戸時代に存在した。美人画や刺青画では肌の白さやきめ細かさが重視され、他方、生人形では日常の姿を写し取る究極の迫真性が追求され、生身の人間性を感じさせる淫靡な裸体芸術が花開いた。明治期、人格を除去し肉体を誇示した西洋ヌードを移入すると、伝統の解体や再接続を経て、新たな裸体美が模索される。従来の研究から抜け落ちた美術作品を多数俎上に載せ、日本美術史の書き換えを試みる画期的な論考。
読みたい非オルタナ系。
・『人を責めない生き方 他者も自分も許せる人は、やっぱり強い!』(内海実/著/河出書房新社/756円)
・『父さんは人間ドックから帰ってこなかった ドキュメント/家族が「医療ミス」に遭ったとき』(本多憲児/著/扶桑社/1,470円)
・『なぜ、できる人から辞めていくのか? モチベーションを左右する本当の理由』(小笹芳央/著/大和書房/1,470円)
・『成長への選択力 自分の市場価値を高める思考メソッド』(岡崎太郎/著/サンガ/788円)
・『英国人になった大和撫子 四十代からのキャリアアップ』(岡崎ウォード伊佐子/著/東京キララ社/1,890円)