『地中海世界のイスラム ヨーロッパとの出会い』『軍国昭和東京庶民の楽しみ』『ケータイ小説のリアル』
本日の読みたい本・おすすめ版(2008年5月あたり)。
地中海世界のイスラム―ヨーロッパとの出会い (ちくま学芸文庫)
- 作者: William Montgomery Watt,ウィリアム・モンゴメリワット,三木亘
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/05/08
- メディア: 文庫
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宝石細工、タイル、華麗な建築、宴席料理、楽器、書物…、数千年の都市文明の結実である「優雅な暮らし」の術をヨーロッパにもたらしたのはイスラム教徒であった。ヨーロッパ人が、アラブ人やイスラム教徒と良好な関係を保つためには、自己の後進性の負い目を徹底的に認めなければならないとし、ヨーロッパ中心主義ではなく心底からの自己批判のうえに、イスラム世界を正当に評価して世界史の真の再構成を目指す。ヨーロッパとイスラム世界を対等に見、しかも現代の問題として過去のかかわりを語り、多様な人間集団の共存の道をダイナミックに叙述した、碩学によるイスラム文化論の世界的名著。 第1講 ヨーロッパにおけるイスラム勢力第2講 商業と技術第3講 科学と哲学におけるアラブの業績第4講 レコンキスタと十字軍第5講 ヨーロッパの科学と哲学第6講 イスラムとヨーロッパの自己認識
- 作者: 青木宏一郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/05/01
- メディア: 単行本
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『江戸庶民の楽しみ』『明治東京庶民の楽しみ』『大正ロマン東京人の楽しみ』に続く昭和戦前・戦中篇。庶民の生活は苦労の連続…それでもしたたかに遊んでいた!画期的な昭和前期レジャー年表付。 昭和前期レジャー年表解説 軍国主義下の大衆レジャー(世相の変化と大衆レジャー;大衆は映画の虜となる;大衆レジャーとしての演劇;次々に禁止されていったスポーツ;上野動物園は行楽活動のバロメーター;東京からレジャーが消えるまで)
- 作者: 杉浦由美子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/05/08
- メディア: 新書
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ベストセラー上位を占めたケータイ小説。既成の文壇からヒステリックに否定されるこの新文芸は、いかなる構造をもつのか。80年代の文化にまで遡り、その内実を歴史的に描きだす。 第1章 「ブーム」の現在(ケータイ小説「ブーム」の異質さ;ケータイ小説はどのように売れていくのか)第2章 恋愛、セックス、売春(王道少女漫画の世界;素人のリアル;少女小説からケータイ小説へ;なぜ、援助交際小説は減っていったのか)第3章 『恋空』はなぜ特別なのか(妄想の中のリアル;疲弊の風景;自己啓発本としての『恋空』)第4章 妄想が走り出す(日本人は世界で最も「書くこと」が好きな国民だ;妄想語りが商品になる;ケータイ小説作家には美人が多い?;匿名性作家の時代)第5章 「ケータイ小説」のゆくえ(「ケータイ小説」書籍は売れ続けるのか;大人も楽しめるものをめざして;「ケータイ」は作家を育てるのか;美しい時代へ)
読みたい本・次点。
・『沈黙を破る 元イスラエル軍将兵が語る"占領"』(土井敏邦/著/岩波書店/2,415円)
・『傷つきやすくなった世界で』(石田衣良/著/日本経済新聞出版社/840円)
・『漁民の世界 「海洋性」で見る日本』(野地恒有/著/講談社/1,575円)
・『思い出す顔 戸板康二メモワール選』(戸板康二/[著]/講談社/1,470円)
・『陸軍落語兵』(春風亭柳昇/著/筑摩書房/840円)
・『夢のつづき 海を渡った9人のマイナーリーガー』(佐々木亨/[ほか]執筆/竹書房/1,500円)
・『百姓の力 江戸時代から見える日本』(渡辺尚志/著/柏書房/2,310円)
・『復興期の精神』(花田清輝/[著]/講談社/1,470円)
・『ブラック企業の闇 それでもあなたは働きますか?』(ムネカタスミト/著/晋遊舎/756円)
・『逢瀬で読む源氏物語』(池田和臣/著/アスキー・メディアワークス/790円)
・『信長と石山合戦 中世の信仰と一揆』(神田千里/著/吉川弘文館/2,100円)
・『バカと天才は紙二重 「ミサイルUターン」発想法』(ドクター・中松/著/ベストセラーズ/780円)
・『反日マンガの世界 イデオロギーまみれの怪』(唐沢 俊一 他著 高澤 秀次 他著/晋遊舎/756円)
・『長さ一キロのアナコンダ』(椎名誠/著/早川書房/1,260円)
・『なぜアメリカ大統領は戦争をしたがるのか?』(越智道雄/著/アスキー・メディアワークス/790円)
・『日本をダメにした10の裁判』(チームJ/編/日本経済新聞出版社/893円)
・『日本人だからうつになる』(上野玲/著/中央公論新社/756円)
・『日本橋異聞 東京の「今昔」町案内』(荒俣宏/著/光文社/720円)
・『人間はどこまで耐えられるのか』(F.アッシュクロフト/著 矢羽野薫/訳/河出書房新社/998円)
・『イングリッシュ・スタディーズ入門』(ロブ・ポープ/著 白井義昭/訳/彩流社/7,350円)
・『犯罪って何だろう 科捜研の目 現場の視点で考え直す』(松野凱典/著/新風書房/1,260円)
読みたい非オルタナ系。
・『出会った人すべてを味方に変える技術 仕事も人生も思い通りになる!』(臼井由妃/著/日本実業出版社/1,470円)
・『心をつかむ接客マナー お客さまを主役にする瞬間』(高岡よしみ/著/PHP研究所/1,470円)
・『松下幸之助が直接語りかける仕事で大切なこと』(松下幸之助/述 PHP総合研究所経営理念研究本部/編著/PHP研究所/1,000円)
・『M&A残酷物語 その時、あなたはどうする』(桐山秀樹/著/中央公論新社/756円)
・『お客さま!そういう理屈は通りません』(吉野秀/著/ベストセラーズ/720円)
・『バカ社長論』(山田咲道/著/日本経済新聞出版社/893円)
・『ハッピーな明日を手に入れよう! 恋も!仕事も!遊びも!』(黒川伊保子/監修 小林美佐緒/絵/PHP研究所/945円)
・『やれるときにやらなきゃいかん ソニー創業者の子育て談義』(井深大/著 ソニー教育財団/編/ソニー・マガジンズ/819円)
・『部下を伸ばす上司は爬虫類型か哺乳類型か 究極のリーダーになるためのピラミッドとは』(ジョゼフ・ホワイト/著 ヤーロン・プリヴェス/著 尹泰聖/訳/オープンナレッジ/1,575円)