『明代中国の庭園文化 みのりの場所/場所のみのり』『日本の軍歌は芸術作品である。』『コペルニクスの仕掛人 中世を終わらせた男』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年7月あたり)。

明代中国の庭園文化

明代中国の庭園文化

★『明代中国の庭園文化 みのりの場所/場所のみのり』(クレイグ・クルナス/著 中野美代子/訳 中島健/訳/青土社/3,990円)【→amazon
幽玄、瞑想的、平安そして広大な宇宙観が投影された悠久の空間とは、中国庭園に抱いてきた根強いオリエンタリズムの幻想。されば実際の庭園とは如何なる場所だったのか。さまざまな相貌を持つ庭園の実像を、絵画・文学から園芸・植物学、風水そして政治・経済的側面まで踏まえ自在に論じつくし、固定観念を粉砕する第一級の空間論・文化史。
日本の軍歌は芸術作品である

日本の軍歌は芸術作品である

★『日本の軍歌は芸術作品である。』(林秀彦/著/PHP研究所/998円)【→amazon
日本人は「量の文明」ではなく「質の文明」を追求してきた。「軍歌=ウヨク」という固定観念を打破する斬新な日本文化論。
コペルニクスの仕掛人―中世を終わらせた男

コペルニクスの仕掛人―中世を終わらせた男

★『コペルニクス仕掛人 中世を終わらせた男』(デニス・ダニエルソン/著 田中靖夫/訳/東洋書林/3,360円)【→amazon
地球は太陽のまわりを回転している―。今では常識とされる太陽系の構造を理論立てたコペルニクスの天球回転論は、後に世界を大きく揺さぶることになる。しかし25歳の若き数学者レティクス(1514‐1574)と、コペルニクスが出会わなければ科学革命は起きえなかったかもしれない。では、レティクスとは、いかなる人物だったのか?これまで謎とされてきた「影の仕掛人」の正体を明らかにする。

読みたい本・次点。
『私が出あった世にも不思議な出来事』(鳩山幸/聞き手 池田明子/聞き手/学研/1,365円)
『水の未来 世界の川が干上がるとき あるいは人類最大の環境問題』(フレッド・ピアス/著 古草秀子/訳/日経BP社/2,415円)
『山岡鉄舟』(大森曹玄/著/春秋社/1,785円)
『文系ウソ社会の研究 続』(長浜浩明/著/展転社/1,890円)
『壁画洞窟の音 旧石器時代・音楽の源流をゆく 新発見の旅』(土取利行/著/青土社/2,310円)
『人はなぜ錯視にだまされるのか? トリック・アイズメカニズム』(北岡明佳/著/カンゼン/1,680円)
『ひょうご幕末維新列伝』(一坂太郎/著/神戸新聞総合出版センター/1,890円)
『風景学 風景と景観をめぐる歴史と現在』(中川理/著/共立出版/3,465円)
『物価の文化史事典 明治/大正/昭和/平成』(森永卓郎/監修 甲賀忠一+制作部委員会/編/展望社/4,935円)
『年をとって、初めてわかること』(立川昭二/著/新潮社/1,260円)
『なつかしの理科室 今でも手に入る理科教材154』(高井ジロル/著/アスペクト/1,575円)
『ニッポンのしきたり』(土屋晴仁/著 ボブ・ラマ/訳/IBCパブリッシング/1,470円)
『足は十三文半、雲つくような大男 米軍占領下札幌の光と影』(P.オルスキー/文・写真 松沢時弘/文 柏艪舎編集部/編/柏艪舎/1,500円)
『百億の星と千億の生命』(カール・セーガン/[著] 滋賀陽子/訳 松田良一/訳/新潮社/700円)
『プリズン・ガール アメリカ女子刑務所での22か月』(有村朋美/著/新潮社/620円)
『兵隊たちの陸軍史』(伊藤桂一/著/新潮社/660円)
『トンデモマンガの世界』(と学会/著/楽工社/1,575円)
『細胞の意思 〈自発性の源〉を見つめる』(団まりな/著/日本放送出版協会/1,019円)