『弾左衛門の謎』『手塚治虫 アーチストになるな』『パチンコ誕生 シネマの世紀の大衆娯楽』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年9月あたり)。

弾左衛門の謎 (河出文庫)

弾左衛門の謎 (河出文庫)

★『弾左衛門の謎』(塩見鮮一郎/著/河出書房新社/882円)【→amazon
江戸のエタ頭・浅草弾左衛門は、もと摂津池田の火打村から出、鎌倉極楽寺辺に移り、江戸に出たという。その故地を探り、非人頭車善七との抗争に発展した「勝扇子」事件の全貌を探り、また歌舞伎『助六』の髭の意休のモデルが弾左衛門であることをつきとめる。弾左衛門のさまざまな“謎”に挑戦する、フィールド調査の名著。
手塚治虫―アーチストになるな (ミネルヴァ日本評伝選)

手塚治虫―アーチストになるな (ミネルヴァ日本評伝選)

★『手塚治虫 アーチストになるな』(竹内オサム/著/ミネルヴァ書房/2,520円)【→amazon
日本のマンガ界をリードし、浮き沈みの激しいマンガの世界で常にトップランナーとして、生涯走り続けた手塚治虫。その超人的な活躍の裏には、芸術と大衆文化の狭間に揺れる姿があった。マンガの神様の苦悩と格闘に焦点をあてる。
パチンコ誕生―シネマの世紀の大衆娯楽

パチンコ誕生―シネマの世紀の大衆娯楽

★『パチンコ誕生 シネマの世紀の大衆娯楽』(杉山一夫/著/創元社/3,360円)【→amazon
スロットマシンとウォールマシンの起源と、日本伝来について紹介し、日本でパチンコがどのようにして誕生したかを、「覗き眼鏡」等々、各種娯楽機械とともに語るものである。

読みたい本・次点。
『柳田国男入門』(鶴見太郎/著/角川学芸出版/1,470円)
『闇金裏物語 俺たちの手口を教えよう』(金原猛/著/バジリコ/1,260円)
『ユダヤ民族経済史 イスラームと西ヨーロッパとの狭間で』(湯浅赳男/著/洋泉社/1,995円)
『なんで片付けられないんだ?』(菅野結希/著/インデックス・コミュニケーションズ/1,365円)
『多賀城跡 古代国家の東北支配の要衝』(高倉敏明/著/同成社/1,890円)
『「天地人」を歩く 原作者が旅する智将・直江兼続ゆかりの地』(火坂雅志/著/祥伝社/1,500円)
『フランク・ロイド・ライト 建築は自然への捧げ物』(大久保美春/著/ミネルヴァ書房/2,520円)
『団地再生 公団住宅に住み続ける』(増永理彦/編著/クリエイツかもがわ/2,310円)
『地歌舞伎に魅せられて』(加藤徹/著 近藤誠宏/監修 田辺雅一/編集/岐阜新聞社/3,000円)
『女、五十歳さあ、これから』(渋沢幸子/著/じゃこめてい出版/1,365円)
『カルチャーショック ハーバードVS東大』(B.トバクマン 著/大学教育出版/1,260円)
『九鬼隆一の研究 隆一・波津子・周造』(高橋真司/著/未来社/7,140円)
『あなたも出版翻訳家になれる 新版』(/イカロス出版/1,680円)
『失われた文明の謎と真実』(/学習研究社/1,260円)
『団地と孤独死』(中沢卓実/共編 淑徳大学孤独死研究会/共編/中央法規出版/2,100円)
『白洲次郎と白洲正子 乱世に生きた二人』(牧山桂子/著 青柳恵介/著 須藤孝光/著/新潮社/3,150円)
『数学が好きになる15の話』(小林礼人/著/中部大学/735円)
『日本政府の森林偽装』(平野虎丸/著/中央公論事業出版/1,365円)
『建築史的モンダイ』(藤森照信/著/筑摩書房/777円)