『文士温泉放蕩録』『室町記』『禁盗作コピペ病 インターネット時代の哀しき現代病 模倣に取り憑かれた人々』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年9月あたり)。

★『文士温泉放蕩録』(嵐山光三郎/著/ランダムハウス講談社/861円)【→amazon
湯けむりの彼方に、文士の夢と野望がかけめぐるシーンが浮かび上がる絶好の日本全国温泉ガイドにして、日本の近代文学早わかり温泉小説の極北として誉れの高い『ざぶん』を改題して新装刊行!湯に癒されつつ、文学の構想を練る文士たちの右往左往。
室町記 (講談社文芸文庫)

室町記 (講談社文芸文庫)

★『室町記』(山崎正和/[著]/講談社/1,470円)【→amazon
日本の歴史の中でも室町時代の二百年ほど、混乱の極みを見せた時代はなかった。が、一方では、その「豊かな乱世」は生け花、茶の湯連歌水墨画、能・狂言、作庭など今日の日本文化の核をなす偉大な趣味が創造された時代でもあり、まさに日本のルネサンスというべき様相を呈していた。史上に際立つ輝かしい乱世を、足利尊氏織田信長らの多彩な人物像を活写しつつ、独自の視点で鮮やかに照射する。
マル禁盗作コピペ病

マル禁盗作コピペ病

★『禁盗作コピペ病 インターネット時代の哀しき現代病 模倣に取り憑かれた人々』(コピー&ペースト研究会/編/茜新社/500円)【→amazon
本人謝罪のガチンコ盗作から見るも無惨な劣化コピーまで、日本中に蔓延するコピペ病を徹底検証。

読みたい本・次点。
『ガリレオ はじめて「宇宙」を見た男』(ジャン=ピエール・モーリ/著 田中一郎/監修 遠藤ゆかり/訳/創元社/1,575円)
『カントの読み方』(中島義道/著/筑摩書房/735円)
『大江満雄論 転形期・思想詩人の肖像』(渋谷直人/著/大月書店/5,040円)
『大阪地名の由来を歩く』(若一光司/著/ベストセラーズ/780円)
『漫才入門 ウケる笑いの作り方、ぜんぶ教えます』(元祖爆笑王/編著 元祖爆笑王/著 松本哲也/著 大隈一郎/著/リットーミュージック/1,260円)
『隋唐世界帝国の形成』(谷川道雄/[著]/講談社/945円)
『〈図解〉よくわかる「英雄と魔物」事典』(インターノーツ/著 保坂俊司/監修/PHP研究所/500円)
『東アジア世界の歴史』(堀敏一/[著]/講談社/1,208円)
『マンガの昭和史 昭和20年〜55年』(養老 孟司 他 南 伸坊 他/ランダムハウス/2,625円)
『トロイア戦争全史』(松田治/[著]/講談社/1,050円)
『芭蕉二つの顔 俗人と俳聖と』(田中善信/[著]/講談社/1,103円)
『古写真に見る日本の名城』(/新人物往来社/2,100円)
『死体を科学する』(上野正彦/著/アスキー・メディアワークス/770円)
『知っておきたい英国紅茶の話』(出口保夫/著/ランダムハウス講談社/714円)
『殉死の構造』(山本博文/[著]/講談社/945円)
『おまえが若者を語るな!』(後藤和智/[著]/角川書店/740円)
『偽造・贋作・ニセ札と闇経済』(門倉貴史/[著]/講談社/600円)