『鉄道地図の謎から歴史を読む方法 明治以降、鉄道は日本をどう変えたのか』『それでもドキュメンタリーは嘘をつく』『ガマの油からLSDまで 陶酔と幻覚の文化』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年9月あたり)。

鉄道地図の謎から歴史を読む方法 (KAWADE夢新書)

鉄道地図の謎から歴史を読む方法 (KAWADE夢新書)

★『鉄道地図の謎から歴史を読む方法 明治以降、鉄道は日本をどう変えたのか』(野村正樹/著/河出書房新社/756円)【→amazon
わが国の鉄道は、どんな施設のある場所をむすんで敷かれていったか?高度経済成長期の新線建設ラッシュが招いた“不幸な結末”とは?列島に延びる路線の広がりや消滅、列車の変遷を追うことで、明治以降、日本が歩んできた歴史をあらために浮き彫りにする一冊。
それでもドキュメンタリーは嘘をつく (角川文庫)

それでもドキュメンタリーは嘘をつく (角川文庫)

★『それでもドキュメンタリーは嘘をつく』(森達也/[著]/角川書店/580円)【→amazon
「公正中立」な視点という共同幻想に支えられながら、撮り手の主観と作為から逃れられないドキュメンタリーの虚構性と魅力とは何か?情報が「正義」と「悪」にわかりやすく二元論化され、安易な結論へと導かれる現代メディア社会の中で、ドキュメンタリーを作る覚悟と表現することの意味を考察したエッセイ。自らの製作体験や話題の作品を分析しつつ、自問と煩悶の末に浮き彫りにした思考の軌跡。
ガマの油からLSDまで

ガマの油からLSDまで

★『ガマの油からLSDまで 陶酔と幻覚の文化』(石川元助/著/第三書館/1,890円)【→amazon
メキシコの秘境で呪術師と幻覚性キノコの儀式を体験、忍者とガマの油の幻覚作用、アメリカンインディアンと悪魔のサボテン、暗殺教団と大麻アイヌトリカブト毒矢、酔魚毒による漁法、毒薬と文学etc.世界の麻薬・毒薬文化を探る。

読みたい本・次点。
『残るは食欲』(阿川佐和子/著 荒井良二/絵/マガジンハウス/1,470円)
『パリ中世の美と出会う旅』(木俣元一/著 芸術新潮編集部/編/新潮社/1,470円)
『追跡・アメリカの思想家たち』(会田弘継/著/新潮社/1,155円)
『先史時代と心の進化』(コリン・レンフルー/著 小林朋則/訳 溝口孝司/監訳/ランダムハウス講談社/2,415円)
『田沼時代を生きた先駆者たち』(鈴木 由紀子 講師/日本放送出版協会/893円)
『唐沢俊一のトンデモ事件簿』(唐沢俊一/著/三才ブックス/1,365円)
『観光マーケティング入門』(森下晶美/編著 島川崇/著 新井秀之/著 宮崎裕二/著/同友館/1,890円)
『贋作王ダリ シュールでスキャンダラスな天才画家の真実』(スタン・ラウリセンス/著 楡井浩一/訳/アスペクト/1,995円)
『古代史の舞台裏 ここが一番おもしろい!』(歴史の謎研究会/編/青春出版社/500円)
『雑喉場魚市場史 大阪の生魚流通』(酒井亮介/著/成山堂書店/4,830円)
『気になる「内幕」がまるごとわかる!戦国地図帳 図説』(歴史の謎研究会/編/青春出版社/880円)
『空腹について』(雑賀恵子/著/青土社/2,310円)
『おばさん未満』(酒井順子/著/集英社/1,365円)
『物語フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで』(安達正勝/著/中央公論新社/966円)
『ヨーロッパ中世象徴史』(ミシェル・パストゥロー/[著] 篠田勝英/訳/白水社/6,930円)
『落語でお伊勢参り』(桂 文我 監修 伊勢内宮前おかげ横丁/小学館スクウェア/5,000円)
『黄金郷(エルドラド)伝説 スペインとイギリスの探険帝国主義』(山田篤美/著/中央公論新社/987円)
『老いの愉楽 「老人文学」の魅力』(尾形明子/編 長谷川啓/編/東京堂出版/2,730円)
『オーケストラ、それは我なり 朝比奈隆四つの試練』(中丸美絵/著/文芸春秋/1,800円)
『織田水軍・九鬼一族』(七宮 三/著/新人物往来社/2,940円)
『ヴェネチア・北東イタリア 海洋都市国家の足跡』(田辺雅文/文 武田和秀/写真/日経BP企画/2,100円)
『英国「乗物遺産」探訪 SLとナローボートで巡る、古きよきイギリス』(秋山岳志/著/千早書房/1,680円)