『総力戦と音楽文化 音と声の戦争』『明治新政府の喪服改革』『ニュースはどのように理解されるか メディアフレームと政治的意味の構築』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年10月あたり)。

総力戦と音楽文化―音と声の戦争

総力戦と音楽文化―音と声の戦争

★『総力戦と音楽文化 音と声の戦争』(戸ノ下達也/編著 長木誠司/編著/青弓社/3,570円)【→amazon
戦争の時代である十五年戦争期に、音楽は人々にどのように受容され、メディアはそれをどのように支えていたのか。音楽と映画・ラジオなどのメディアとの関係、厚生音楽運動や占領地域での音楽普及工作の実相のほか、教育や作曲などを取り上げ、音と声の戦争を浮き彫りにする。
明治新政府の喪服改革

明治新政府の喪服改革

★『明治新政府の喪服改革』(風見明/著/雄山閣/2,730円)【→amazon
明治以前の白喪服主流から何故現在の黒喪服一辺倒に変わったのか。明治新政府はあらゆる喪服の標準を模索し続けたが、そこには天皇が密接に関わっていた。
ニュースはどのように理解されるか―メディアフレームと政治的意味の構築

ニュースはどのように理解されるか―メディアフレームと政治的意味の構築

★『ニュースはどのように理解されるか メディアフレームと政治的意味の構築』(W.ラッセル・ニューマン/著 マリオン・R.ジャスト/著 アン・N.クリグラー/著 川端美樹/監訳 山田一成/監訳/慶応義塾大学出版会/2,940円)【→amazon
マスメディアが報じた事件と、オーディエンスが理解した事件。人々はニュースの向こう側に、どんな世界を見ているのか。複眼的な研究デザインにより、その受容過程を明らかにした実証研究。

読みたい本・次点。
『「トゥーレの王」とローレライ』(エルンスト・ボイトラー/著 山下剛/訳・解説/未知谷/2,100円)
『ゴローのヒマラヤ回想録』(岩坪五郎/著/ナカニシヤ出版/2,100円)
『空想と科学の横断としてのユートピア ウィリアム・モリスの思想』(木村竜太/著/晃洋書房/2,625円)
『ゴシック名訳集成吸血妖鬼譚』(日夏耿之介/[ほか]著訳 東雅夫/編/学研/1,890円)
『機動部隊』(淵田美津雄/[著] 奥宮正武/[著]/学研/1,260円)
『ロートレアモン越境と創造』(石井洋二郎/著/筑摩書房/8,190円)
『やさしい昭和の時間 劇作家・伊馬春部』(桟比呂子/著/海鳥社/1,575円)
『大阪のお勉強』(前垣和義/著/西日本出版社/1,365円)