『いい映画にはいい雰囲気がある―団塊世代が選んだ120本の映画感傷』『「ローリング・ストーン」インタビュー選集―世界を変えた40人の言葉』『上遠野秀宣栗駒山紀行―幕末、山を目指したサムライがいた!』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年12月あたり)。

いい映画にはいい雰囲気がある―団塊世代が選んだ120本の映画感傷

いい映画にはいい雰囲気がある―団塊世代が選んだ120本の映画感傷

★『いい映画にはいい雰囲気がある―団塊世代が選んだ120本の映画感傷』(上原徹/アートダイジェスト/1,900円)【→amazon
もう一度DVDで見直してみるか団塊世代。未知の映画にどこまで共感できるか若者世代。織田作之助賞作家の著者が渾身の筆力で映画好きの人々に送るシネマノーツの決定版。
「ローリング・ストーン」インタビュー選集 世界を変えた40人の言葉

「ローリング・ストーン」インタビュー選集 世界を変えた40人の言葉

★『「ローリング・ストーン」インタビュー選集―世界を変えた40人の言葉』(ジョー編・ウェナー/TOブックス/3,000円)【→amazon
1967年の刊行以来、大衆文化や政治の本当の姿を伝え続けてきている雑誌『ローリング・ストーン』。ここに収録されていたインタビューの中から、厳選した40人のインタビューを本書に収録した。
上遠野秀宣栗駒山紀行―幕末、山を目指したサムライがいた!

上遠野秀宣栗駒山紀行―幕末、山を目指したサムライがいた!

★『上遠野秀宣栗駒山紀行―幕末、山を目指したサムライがいた!』(深野稔生編/(秋田)無明舎出版/2,200円)【→amazon
上遠野秀宣によって書きのこされた紀行は、江戸時代に書かれた栗駒山の登山記としてはおそらく唯一であり、郷土の山に親しむ者にとって大変貴重な史料と言えるものである。本書では、柴崎氏の研究に負いつつ紀行文の口語訳を試み、時代背景や山への著者なりの感想を重ねながら翻刻を行った。

読みたい本・次点。
『「批評」とは何か?―批評家養成ギブス』(佐々木敦/メディア総合研究所/1,600円)
『散文世界の散漫な散策―二〇世紀の批評を読む』(大谷能生/メディア総合研究所/1,300円)
『タイタニックから飛鳥2へ―客船からクルーズ船への歴史』(竹野弘之/交通研究協会;成山堂書店〔発売〕/1,800円)
『文化の誕生―ヒトが人になる前』(杉山幸丸/(京都)京都大学学術出版会/1,800円)
『江戸幻想批判―「江戸の性愛」礼讃論を撃つ(改訂新版)』(小谷野敦/新曜社/2,400円)
『父とショパン』(崔善愛・/影書房/2,000円)
『ふらんす―「知」の日常をあるく』(樋口陽一/平凡社/1,900円)
『ドン・ロドリゴの幸運―日本・メキシコ交流の始まり』(小倉明作;山口まさよし絵/汐文社/1,300円)
『馬琴小説と史論』(黄智暉/森話社/6,600円)
『考えるキノコ―摩訶不思議ワールド』(佐久間大輔監修;菅野秀明;杉原正樹写真/INAX出版/1,500円)
『視覚の外縁―池田龍雄文集拾遺』(池田龍雄/沖積舎/9,000円)
『ユズの香り―柚子は日本が世界に誇れる柑橘』(沢村正義/フレグランスジャーナル社/1,400円)
『お位牌はどこから来たのか―日本仏教儀礼の解明』(多田孝正/興山舎/2,100円)