『Kanon』(京アニ版)のタイムテーブル(日付表)を作ってみる

 今回は『Kanon』(京アニ版)を知らない人はスルーしてください。
 ていうか、ほとんどネタバラなのでテキスト読まないほうがいいかと。
(曜日と日付の勘違いがあったので全面的に直しました)
 
Kanon (ゲーム) - Wikipedia
 舞の誕生日が1月29日、栞の誕生日が2月1日ということで、驚愕してタイムテーブル(でいいのかな。要するにいつ何が起こったかの日付表)を作ってみる。ただし京アニ京都アニメーション)版。ゲームには依拠していません。
 メインキャラクター5人がみんな冬生まれなんだな。
Kanon:キャラクター紹介|Key Official HomePage
 
 この物語は「1999(平成11)年1月6日」にはじまります。「成人の日」が1月15日だった最後の年。
 作ってみたら、いろいろ謎の日(飛ぶ日)ができてしまった。
 そこらへんくわしい人がいたら教えてください(訂正します)。
 
第1話
 1月6日・水曜日・雪
  相沢祐一が「雪の街」に来る
  水瀬名雪と駅前で会う
 1月7日・木曜日(冬休み最後の日)・晴れ
  名雪は学校へ(部活)
  祐一は雪かき
  名雪が学校から戻り、街の案内をする(高校を含む)
  川澄舞は犬に餌をやる(舞と倉田佐祐理、初登場)
  病院の前で美坂栞とすれ違う(初登場)
  路上で美坂香里北川潤と会って話をする(初登場)
  夕方、街の見える丘(ものみの丘)に行き狐と出会う
  帰り道、フードセンターに寄る名雪
  店の前で祐一は月宮あゆ(初登場)と出会い、一緒に逃亡する
  喫茶店百花屋」に入る(「カノン」の曲が流れる)
  たいやき屋に行く(戻る)
  待たされた名雪と家に帰る
  夜、目覚まし時計をもらう
  祐一は昔の夢を見る
第2話
 1月8日・金曜日(初登校)・晴れ
  目覚まし時計で起きる祐一
  名雪はなかなか起きない
  祐一は水瀬秋子の特製ジャムを食べさせられる
  学校の入り口で香里・潤と再会する
  教室。4人一緒になる
  放課後、階段で名雪は舞・佐祐理とぶつかる
  学校を迷った祐一は香里と出会う
  夕方、商店街に食材を買いに行った祐一は、あゆと再びぶつかる
  道に迷った二人は少し過去を思い出し、あゆは木にぶつかる
  木から落ちた雪が栞に当たり、3人は知り合いになる
  商店街で祐一とあゆは指切りをして別れる
  あなただけは許さない、と沢渡真琴が登場する(初登場)
第3話
  夜、真琴を背中に背負って、祐一は家に帰る
  3人+真琴で、おでんを食べる
  記憶喪失という真琴の持ち物が調べられる
  夜中、冷蔵庫をあさる真琴、そのあとまた食事
 1月9日・土曜日・雪のち曇り
  授業中、祐一は庭に栞がいるのを見つける
  授業の休み時間、祐一と栞は裏庭で話をする
  放課後、階段で祐一・名雪は舞・佐祐理と再会する
  帰り道、祐一はあゆに会い、あゆは「思い出せない探し物」の話をする
  夜まで祐一は探し物の手伝いをする
  真琴は名前を思い出す
  夜、舞は「魔物」と闘う
第4話
  (回想シーン)小さい祐一とあゆはたい焼きを食べ、指切りをする
  ※ここでちょっと時間が飛んだ?
  夜中、真琴は祐一を襲いに行く
 1月15日・金曜日(成人の日)・晴れ
  学校は休みだが、祐一は名雪に弁当を届けに学校に行く
  体育館で弁当を渡した帰り、祐一は香里と出会う
  商店街で秋子・祐一はあゆと出会い、3人で家に帰る
  家であゆ・真琴は出会い、真琴はたい焼きをもらう
  あゆ・真琴・祐一の3人で引越しの荷物の整理をする
  夜、名雪のノートの件で、祐一は学校に行くことになる
  その帰り、祐一は廊下で剣を持った舞と出会う
第5話
  闘う舞(魔物を討つ者)
  家に帰りノートを名雪に渡し、風呂で真琴とあれこれある
  再び祐一を襲う真琴
  ※ここでちょっと時間が飛んだ?
 1月16日・土曜日・晴れ
  朝ご飯を食べているあゆに驚く祐一
  放課後(授業終了後)、寝不足気味な名雪
  舞・佐祐理と祐一は、お昼ご飯の約束をする
  お昼ご飯を食べる3人
  栞と帰る祐一
  途中で真琴と出会う
  祐一の部屋で真琴は肉まんと漫画を知る
  夜、祐一は食料を持って舞の魔物退治の手伝いに行く
  真琴はその後をつけて学校へ
第6話
  (回想シーン)前の回想の翌日、小さい祐一とあゆは再びたい焼きを食べる
  歩きながらあゆは、自分の母の話をする&再び指切り
  夜中、祐一を襲うのに真琴は花火を利用する
 1月17日・日曜日・晴れ
  朝食をあゆと一緒に食べる祐一
  映画に行く約束をする祐一(5時に駅前、という約束)
  寝ぼけて起きる名雪
  バイトを真琴に紹介する祐一
  夕方、面接に向かう真琴を送る祐一
  部活中の名雪を見に行く祐一
  帰り道で栞と出会う
  すごい夕焼け
  あゆとの待ち合わせに遅刻する祐一
  怖い映画
  百花屋で会話
  夜、別れる(あゆの家はどこにあるのか)
  家で真琴の面接の結果が語られる
  保育所の仕事が紹介される
  夜、祐一は食料を持って舞の魔物退治の手伝いに再び行く
  舞「あの子(真琴)に優しくしてあげて」
  風呂に入ろうとした祐一は、風呂の湯が味噌汁になっているのを知る(真琴のせい)
第7話
  夜中、真琴は祐一のノートをバラバラにする
 1月18日・月曜日・晴れ
  真琴は朝食に特製ジャムを食べさせられる
  祐一・名雪は登校途中に猫と出会う(名雪は猫アレルギー)
  裏庭で祐一は再び栞と話をする
  昼食の時間、祐一は再び舞・佐祐理と食事をする
  夕方、下校途中の商店街で、祐一はあゆに飛びつかれる
  「昨日の映画は面白かったな」
  プリクラの前にいる真琴
  天野美汐(初登場?)、プリクラ中の同級生がその話をする
  祐一と一緒に帰る真琴は、猫と肉まんを手にする(が、その猫を「野に帰す」)
  喧嘩
  夕食、怒っている祐一
  夜中、舞のいる校舎を祐一は訪ね、「ものみの丘」に真琴がいるかも知れない、と言われる
  ものみの丘で、猫と遊んでいる真琴
  疲れて寝てしまった真琴を背負って帰る祐一(「お前は俺たちの家族なんだから」)
  4人で食事(夜食)
第8話
 1月19日・火曜日・晴れ
  名雪は早起きして朝練に
  朝、祐一が猫に名前をつける(ぴろ)
  真琴は保育所に、祐一は学校に(一緒に歩く)
  日常会話
  朝、学校で舞に、真琴の居場所が分かったわけを聞く祐一
  美汐とすれ違う2人(舞「あの子なら、ひょっとして」)
  昼食の時間、祐一は再び舞・佐祐理と食事をする
  放課後、校門のところで待っている真琴を祐一は発見
  美汐との会話
  真琴と祐一の帰り道
  家に戻った真琴は、猫がミルクを飲むのを祐一に見せる
  「沢渡真琴」という年上の女性に関する祐一の回想
 1月20日・水曜日・晴れのち雪
  真琴と祐一の朝の出勤・登校。真琴は足がふらつく
  美汐との会話(美汐「あの子とは友達になりません、絶対に」)
  放課後、再び真琴と帰る祐一
  過去の記憶を求めて、ものみの丘から、森の奥の広場にまで行く真琴と祐一
  肉まんを帰りに買って食べる二人
  漫画を真琴と一緒に読む祐一
  晩ご飯はおでん。手がうまく動かなくなっている真琴
  夜中にぴろ・真琴と祐一は一緒に寝る
  真琴は寝言を言い、祐一は少し過去を思い出す
 1月21日・木曜日・晴れ
  朝、道を歩きながら真琴と祐一の日常会話
  夕方、美汐に真琴の「正体」を知らされる祐一
第9話
 1月22日・金曜日・晴れ
  朝、箸を落とす真琴
  登校・出勤(「春が来て、ずっと春だったらいいのに」)
  学校で美汐のクラスを訪ねる祐一
  (回想シーン)子狐との思い出
  放課後、真琴と祐一
  鈴を買ってもらう真琴
  夕食はカレー
  真琴の歯を磨いてやる祐一
  真琴・祐一・ぴろの2人+1匹で寝る
  夜中、再びものみの丘に行く祐一。あとをつけていた真琴
 1月23日・土曜日・晴れのち雪
  学校で美汐とすれ違う祐一
  見当たらなくなった真琴
  帰って来たら倒れる真琴(すごい熱)
  ぴろがいなくなった
  病床の真琴。手には鈴をつけている
 1月25日・月曜日・晴れ
  登校するところを真琴に止められ、その日は2人一緒にいることになる
  夜、美汐と待ち合わせて、真琴の変化について話す祐一
  「ものみの丘の妖狐」とそれに絡むつらい思い出について話す美汐
  真琴が狐であることを告げられる水瀬母子
 1月26日・火曜日・晴れ
  真琴の傍にいてやる決心をした祐一。二人で遊ぶ。
 1月27日・水曜日・雪
  真琴に漫画の本を読んでやる祐一
  真琴「祐一と…結婚…したい」
第10話
 1月28日・木曜日・晴れ
  下校時に美汐と出会う祐一
  「あいつと会ってやってくれないか」
  真琴と会う美汐
  「真琴」と「祐一」の名前を言う真琴
  美汐「この子が望んでいたことがあるのなら、どうぞ叶えてあげてください」
  夜、4人で食事(外食)、そのあとプリクラ、花火
  熱を出す真琴
 1月29日・金曜日・晴れ
  朝、真琴に漫画を読んでやる祐一
  「結婚、しようか、真琴」
  途中で美汐と出会い、学校前で別れる2人
  昼休み、名雪と遊ぶ
  日暮れ、祐一は真琴にベールをかけ、2人は「結婚式」をおこなう
  鈴で遊ぶ二人〜真琴の消滅
 1月30日・土曜日・晴れ
  美汐と祐一との会話
  「もし奇跡を起こせたら、相沢さんなら何をお願いしますか」
第11話
 2月1日・月曜日・晴れ
  学校に行く名雪と祐一
  授業休み、栞と話をする祐一
  アイスクリームを食べる栞
  職員室に呼ばれたという舞・佐祐理
  けっこう有名人の舞
  昼食を取る3人
  放課後、名雪と一緒に帰る祐一
  舞について相談する祐一
  明後日の「学園舞踏会」のパンフレットを示す(※ゲームのシナリオではその日は「1月20日」)
  百花屋でイチゴサンデーを食べる名雪
  あゆと出会う(名雪とは初対面)
  3人で家に帰ると、ぴろがいる
  家族が旅行でいない、というあゆを、水瀬家の人間は泊めてあげることにする
  夜中に学校に舞と会いに行く祐一。夜食は寿司
 2月2日・火曜日・晴れ
  ひどい朝食を作るあゆ
  10分早く登校する2人
  香里「相沢君、奇跡ってね、そう簡単に起こるものじゃないのよ」
  授業中、裏庭にいる栞を見る祐一
  昼休み、祐一の教室を訪れる佐祐理
  ドレスとタキシードが借りられることになった、と言う
  夜の舞への差し入れは牛丼
第12話
  (回想シーン)クレーンで人形を取ろうとする祐一とあゆ
  夜中、トイレに行ってベランダで星を見るあゆと祐一
  あゆ「ぼくも高いところは苦手なんだよ」
 2月3日・水曜日・晴れ
  名雪はミーティングで一足早く学校へ。祐一を見送るあゆ
  舞・佐祐理と登校途中に会う祐一
  「イエスははちみつくまさん、ノーはぽんぽこたぬきさん」
  佐祐理「なんだか、似ているような気がしたんです。佐祐理と…もしかしたら…背負っているものとか」
  ソフトクリームをおいしそうに食べる栞
  別れたあと、栞の「クラスメート」に声をかけられる
  「最初の日に倒れたんです、教室で」
  「美坂? あの子の苗字、美坂って言うのか?」
  舞踏会の衣装を着ている潤(実行委員)
  香里に栞のことを話す祐一
  「私には妹なんていないわ」
  昼休み、舞・佐祐理と食事を取る祐一
  とりあえず自宅に帰る祐一
  あゆと秋子は商店街へ買い物に
  (回想シーン)名雪に金を借りる、小さい頃の祐一
  天使の人形をあゆにプレゼントする
  目が覚めるとそろそろ舞踏会の時間
  会場。なんかうれしそうな舞と佐祐理のドレス姿に出会う
  嫌味な生徒会長が登場し、警告をする
  祐一と踊る舞
  異変が起きる(魔物のせい)
  グラスがわれ、窓ガラスが割られ、テーブルのものが散乱する
  佐祐理は壁に激突する
  剣を手にする舞
  魔物と闘う舞だが、傍目にはパーティ会場を目茶苦茶にしているようにしか見えない
第13話
 2月4日・木曜日・晴れ
  登校する名雪と祐一
  潤は急いで生徒会室に行く(昨日の後始末)
  生徒会室の前で佐祐理と生徒会長たちとの問答を聞く祐一
  弁明をする祐一と、遅れて来た潤
  佐祐理・祐一と会う舞
  休み時間、栞と話をする祐一(姉の話など)
  二人を階段の窓から見ている美里
  昼休み、舞・佐祐理と食事を取る祐一
  生徒会長と廊下で出会う
  舞「許さないから。佐祐理を傷つけたら絶対に許さないから」
  夕方、屋上で剣の練習をする祐一
  商店街であゆと会う祐一
  夜中に学校に行くあゆと祐一
  あゆの「探し物」について相談をする
  舞「私は待つことができなかった。でもあの子はずっと待ち続けている」
  魔物登場。1体はやっつける
  祐一は怒りながらも、また明日も来ることを宣言する
 2月5日・金曜日・晴れ
  名雪と登校
  昼休み、舞・佐祐理と食事を取る祐一
  二人が仲良くなったきっかけについて
  (回想)野犬を追い払い、その後自分の弁当をあげる舞を見た佐祐理
  放課後、佐祐理に舞のことの話を受ける祐一
  佐祐理「プレゼント選びです。明日、舞の誕生日なんですよ」※誕生日が2月7日になっているとは
  オオアリクイのぬいぐるみを買う
  佐祐理「舞はお母さんと二人暮らしなんです」
  夜、構内で舞と祐一
  さらに1体をやっつける
  「魔物が狙っているのは、私じゃない、祐一、あなた。祐一、あなた、誰?」
第14話
 2月6日・土曜日・晴れ
  あゆも秋子さんの特製ジャムを食べさせられる
  2人で登校する途中、兎耳のアクセサリーをもらう
  それで昔を思い出す祐一
  昼休み、舞と祐一の2人(佐祐理は日直)
  しりとりをする2人
  放課後、屋上で舞と剣の特訓をする祐一。佐祐理も飛び入り参加
  夕方、街で佐祐理と会いお茶を飲む祐一
  「佐祐理は、本当にお姉さんだったことがあるんですよ…ずっと昔のことですけど…」
  (回想シーン)小さい佐祐理が厳しくする弟(一弥)
  「一弥は、発育の遅い子供でした」
  おもちゃ屋で水鉄砲を見ている一弥と、急がせる佐祐理
  入院する一弥のお見舞いに、一度だけ「悪い子」になる佐祐理
  「それが、二人で遊んだ最初で最後の思い出になりました」
  「笑えるようになったのは、舞に出会ってからです」
  「この曲の名前、ご存知ですか、カノンです。パッヘルベルのカノン」
  家に帰ってあゆと話をする祐一
  秋子と電話で話をする佐祐理
  学校へ向かう佐祐理と祐一
  魔物に襲われた佐祐理とそれを見て恐慌状態に陥る舞、それを見る祐一
  病院
  帰り道で興奮する舞
  「今から学校に戻ろう。今夜中にケリをつけるんだ」
第15話
  魔物と最終戦闘に入った舞と祐一
  2体を倒し、最後の1体
  舞のからだに痣が浮かぶ
  屋上のドアの前(いつも昼食を食べる場所)に行く2人
  「なんだか、かくれんぼみたいだな」
  「ずっと昔、一人だけ友達がいた」
  階段での戦闘
  裏庭に飛ばされる祐一
  屋上から飛び降り、剣を振るう舞
  教室に舞を置いて、牛丼を買いにいく祐一
  最後の1体の魔物が見せる幻想(過去のシーン・麦畑)
  (回想シーン)病室の舞と、舞の母
  雪うさぎを作る舞の母
  動物園に行こう、と言い出す母
  病院前のベンチで休む母
  その周りでたくさんの雪うさぎを作る舞
  「動物園だよ、舞とお母さんの」
  死にそうな母が、舞の「力」で元気になる
  TVで小鳥を直し、いじめられる2人
  遠いところに行くことになる(ここらへんずっと回想)
  「もうすぐ来るよ」「誰が?」
  「舞のことも、舞の力も全部受け入れてくれる人」「全部? 舞をこわがったりしない?」
  「こわがったりしない。その子は強い子だから」
  麦畑で追いかけっこ
  小さい祐一は、小さい舞にウサミミを渡す
  「ハンデだよ」
  萎んだ花を元気にさせる舞
  最後の夏休みの日の電話
  舞「魔物が来るの。いつもの遊び場所に。だから2人で守ろうよ」
  「待ってるから。1人で闘ってるから。だから、きっときっと」
  (ここから現在に戻る)教室で剣を持つ舞と祐一
  「舞、魔物なんていない、最初からどこにもいなかったんだ」
  「ありがとう、祐一、本当にありがとう」
  剣で自分の腹を突く舞
  (幻想シーン)小さい舞「祐一」麦畑
  祐一「ごめんな…遅くなって」
  小さい舞「いいの、ちゃんと来てくれたから。今度はどこにも行かない?」
  祐一「ああ、だって俺たちは友達だろ」
  小さい舞「友達でいてくれるの。舞を怖がったりしないで」
  祐一「約束するよ」
  小さい舞「うふ…」
  祐一「傷が…ふさがってる。君が助けてくれたのか」
  小さい舞「きっと今なら帰れると思うから。受け入れてくれると思うから。私は舞の力のかけら。でも、こう呼んで欲しい。「希望」って」
  夜明け。
  祐一「舞、起きろよ、舞、夢から醒める時間だぞ」
第16話
 2月8日・月曜日・晴れ(仮設定)
  病室の舞と佐祐理。見舞いをするあゆと祐一
  病院内であゆと栞が再会する
  ※ここでちょっと時間が飛んだ?
 2月13日・土曜日・晴れ
  香里の朝
  あゆと祐一の朝(名雪は朝練)
  登校途中の祐一を、あゆが呼び戻す(秋子さんの風邪)
  授業休みに自宅に電話をする祐一と名雪
  再び授業休み。雑炊の作り方を電話で伝授する名雪
  栞と祐一。歩きながら「翌日の日曜」に遊ぶ約束をする
  帰宅する祐一
 2月14日・日曜日・晴れ(いいお天気)のち夜は雪
  街に出る祐一と栞
  ゲームセンター
  最初に2人(とあゆ)が出会った道を歩く
  公園で雪合戦をする2人
  焼きそばとソフトを食べて、大きな雪だるまを作る
  公園で祐一の顔をスケッチする栞
  夕方、学校に行く2人
  自分の教室の、自分の机に座る栞
  「私、生まれつき体が弱いんです。だから、毎日授業を受けるのはもともと無理だったんです。嘘をついてました、ごめんなさい」
  夜、祐一は帰宅。
  電話で祐一を呼び出す香里
  妹(栞)の話をする
  「もうすぐ死ぬのよ、あの子」「妹は…何のために生まれてきたの」
第17話
  家に帰る祐一。心配するあゆ
  ベッドで香里との会話を回想する祐一
  祐一「本当に間違いないのか…その…今度の誕生日までって…」
  香里「医者にはそう言われたわ。誕生日まで生きることはできても…長くはないって」
  祐一「栞の誕生日は次の日曜だよな? いいのか、そんな風に栞を無視してて?」
  祐一のベッドに座るあゆ
  「ただ、何となくそばにいたほうがいいような気がして」
 2月15日・月曜日・晴れのち夜は雪
  姉も妹も休み
  (落し物なら、一緒に探してやることができる。魔物が相手なら、一緒に闘うことができる。でも栞は…なぁ、真琴、お前はどんな気持ちだった? 残された時間の少ない者に、俺は何をしてあげたらいいだろう)
  夕方のものみの丘、駅前、夜の公園
  公園の噴水前で栞と会う祐一
  「もう少し時間があれば、祐一さんのこと、もっともっと好きになってたかもしれません。誰のことも好きになってはいけないのに」
  「奇跡でも起きれば直るかもしれませんけど、起きないから奇跡、って言うんですよ」
  夜、家に帰る祐一
  あゆは祐一の机に顔をうつぶせて寝ている
 2月16日・火曜日・晴れのち午後は雪
  朝、4人で食事。秋子さんは回復
  昼休み、栞が制服で祐一の教室に現れる
  香里は席を立つ
  学食でカレーを食べる祐一、食べようとする栞
  栞と帰る祐一
  家の中の香里と栞
 2月17日・水曜日・晴れ
  昼休み、栞と手作り弁当の食事をする祐一
  放課後、百花屋に寄り道する二人(アイスクリームを食べる)
  ぬいぐるみ屋
  香里の姿を見かけて追いかける祐一
  夜、財布の中身を数える祐一
  あゆが顔を出す(カチューシャの件について)
  栞への「誕生日のプレゼント」を思いつく
第18話
 2月18日・木曜日・晴れ
  朝、登校途中に栞に出会う
  授業休み、吹き抜けのベランダにいる香里を見つける祐一
  裏庭が見える
  昼休み、誕生パーティの話をする祐一
  「午後の授業、サボらないか?」サボらない
  夕焼けを商店街で見る2人
  夜、水瀬家にて
  あゆ「へー、そんじゃ明日が栞ちゃんの誕生日なんだ」
  祐一「本当は明後日なんだけど、その日は当人の都合が悪くてな」
   ※「2月16〜19日」の間に1日飛ばした日がある。いつだ?
 2月20日・土曜日・晴れのち夜に雪
  休み時間、香里と誕生パーティの話をする祐一。香里は拒絶
  栞は着替えて校門で待ち合わせ
  パーティ会場は百花屋
  自宅に帰る香里
  プレゼントを会場で渡す一同
  香里も登場する
  とりあえず盛り上げる潤
  夕方、パーティは終わる
  店の前で
  香里「本当見る目がないわね、相沢くんは」「だって栞は…栞は…私の妹なんだから」
  いろいろなところへ、その後行く祐一と栞
  公園の噴水の前で休む2人
  「私、自分の手を切ったことがあるんです」
  3学期の始業式の日の思い出話。カッターナイフとか
  「私、笑ってられましたか?」
  公園の時計が12時になり、祐一はスケッチブックをプレゼントする&キスシーン
  自動販売機のほうに行く栞
  「ほんとうに ありがとうございました さようなら」の書き文字と缶コーヒー
第19話
  (回想シーン)もうすぐ冬休みも終わり
  来年も遊びに来る約束をする、小さい祐一とあゆ
  人形は持ち主の願いを3つまでかなえる、と言う祐一
  「一つめのお願い。ボクのこと、忘れないでください」
  雪の降るベランダで、祐一とあゆ
  カチューシャをプレゼントした日のこと
 2月21日・日曜日・晴れ
  名雪の駅伝大会の日
  みんなで応援に行く
  ラストアンカーの名雪を、祐一は自転車で応援する
  1等でゴール
  お祝いを百花屋
  「名雪。お前、好きな奴はいないのか?」
  「昔はいたよ、好きな男の子。小学生のころ。フラれちゃったけど。向こうは忘れてるみたい。仕方ないよ、他に好きな女の子がいたんだから。変わってないよ…きっとそのころも今も、その人の好きな女の子は一人だけなんだよ」
  帰り道、優勝祝いに赤いビー玉をプレゼントされる名雪
  (回想シーン)「遅いよ、祐一くん」
  小さいあゆは、小さい祐一にクッキーをプレゼントする
  夕方、山の中を歩いて1本の大きな木の下に行く二人
  木の上に登るあゆ
  「すごい、街が真っ赤だよ」
  駅前で
  「まだ明後日まで2日もあるじゃないか。また明日あそぼうぜ」
  (回想シーン終了)
  夜中。祐一はベランダに出る。あゆも一緒に出る
 2月22日・月曜日・晴れ
  寝ぼける名雪
  昼休み、潤と食事をする祐一
  放課後、駅前であゆに飛びつかれる祐一
  ベンチでの思い出を話すあゆ
  探し物の続きを、あゆとする祐一
  ベンチに戻る2人
  「祐一くん、目の前で大切な人を失ったこと、ある?」
  立ち上がる祐一
  「祐一くん、ボクの顔、見ないでね。きっと涙でボロボロだから。だから…目を閉じて。ボクも目を閉じるから」
  キスシーン。
第20話
  動揺する2人。
  「7年間待ったんだから、これから7年分取り戻さないとな」
  夜、2人で帰宅する。
  風呂のあゆ
  自分の部屋の祐一
  (回想シーン)「遅いよ、祐一くん」
  帰る前日
  山の上の木に登るあゆ
 2月23日・火曜日・晴れ
  朝食を食べている名雪
  あゆと登校する祐一
  放課後、夕方、駅のベンチで、あゆと祐一
  探し物は見つからず、たい焼きを食べる2人
  なんで「ボク」なのか
  夜、名雪の制服を着てみるあゆ
  夜中、祐一の部屋に入るあゆ
  ベランダで、あゆの学校に行く約束をする
 2月24日・水曜日・晴れのち雪
  名雪は先に学校へ
  秋子さんと祐一は一緒に会社・学校へ
  「何でもないんですよ。木が…木が1本切られただけで」
  放課後、駅のベンチで話す祐一とあゆ
  たい焼きを食べながら泣くあゆ
  あゆの「学校」へ向かう2人
  日暮れ近く、山を登りはじめる
  頂上には切り株だけになった大きな木
  泣いてかばんを開けるあゆ
  日が暮れ、山道の途中で「探し物」を見つけるため穴を掘るあゆ
  街灯がつき、雪が降り始める
  「ごめんね、祐一くん…もう会えないと思うんだ」
  姿を消すあゆ
第21話
  (回想シーン)夕暮れ、木の上のあゆ
  「ボクの2つめのお願いは…今日だけ一緒に学校に通いたい」
 2月25日・木曜日・晴れ(夜は雪)
  朝食・授業・朝食と日常が進む
  学食で名雪と会話
  放課後、商店街・山の上・駅前のベンチと、あゆを探す祐一
  名雪と会う
  百花屋でお茶といちごサンデー2つ
  帰宅
  「できるだけ励ましてあげましょうね。私たちは家族なんだから、支えあっていかないとね」
  名雪の部屋で2人で宿題をやる祐一と名雪
  (回想シーン)夜中に山道をゆく、小さいあゆと祐一
  ビンを拾って、それに「願いのかなう人形」を入れて、タイムカプセルにするあゆ
  山道にそれを埋める
  指切り
 2月26日・金曜日・晴れ
  名雪と登校する祐一
  校庭の路上に、形の崩れた雪うさぎを見つける
  作り直して、以前プレゼントでもらった「赤いビー玉」をつける名雪
  (回想シーン)こわされる雪うさぎ
  「祐一、雪うさぎを見ていると何か思い出さない?」
  夕方、山道を掘り返す名雪・潤・祐一
  ビンを発見する潤
  家に戻って、人形のほころびを直す名雪
 2月27日・土曜日・晴れ
  名雪に起こされる祐一
  朝食を食べながら晩に「いちごのケーキ」をおねだりする名雪
  登校。雪うさぎはまだ残っている
  (回想シーン)こわされる雪うさぎと、小さい名雪
  授業
  (回想シーン)泣いている小さい祐一に、雪うさぎを持ってくる小さい名雪(三つ編み)
  その雪うさぎを叩き落としたことを思い出す
  教室に別の先生がやってきて、名雪と祐一を呼ぶ
  (場面転換)
  ケーキを買って帰る秋子さん
  先生「水瀬…お前のお母さんが交通事故に会って…救急車で運ばれたそうだ」
第22話
  病院へむかう名雪と祐一
  事故現場に「いちごのケーキ」がつぶれて落ちているのを見る2人
  ベッドの上の秋子さんを見る2人
  待合室で夜から朝まで過ごす2人
 2月28日・日曜日・晴れ
  自宅に戻る2人
  「私がいちごケーキ食べたいなんて言ったから、お母さん…」
  部屋にこもる名雪
  学校に行く祐一
  潤に励まされる祐一(※この日は「日曜日」じゃなかったのか? 日曜日でも潤が学校にいるのか?)
  下校の際、再び雪うさぎを見て回想する祐一
  夕方、帰宅。朝から何も食べていない名雪
  自分の部屋で、真琴と一緒のプリクラ写真を見る祐一
  (回想シーン)
  (あいつはずっと覚えていたのか。どうして俺はあの時泣いてたんだ?)
 3月1日・月曜日・雪のち晴れのち吹雪
  病院に行き、午後は学校に行く祐一
  夜はコンビニで食料を調達
  少し食べたあとのある名雪の部屋の前の食料
  引き続き部屋にこもる名雪
  「祐一…奇跡って起こせる?」「嘘つき」
  「俺、7年前のことを思い出したんだ」
  赤いビー玉を差し出す祐一
  「出てって!」
  (ずっと昔にもこんなことがあった。誰かが大けがをして、俺は何もできなくて)
  (回想シーン)
  山道を登る小さい祐一
  手にはプレゼントの袋を持っている
  木の下でたいやきを食べる、小さいあゆと祐一
  木の上で夕焼けの街を眺める、小さいあゆ
  突然風が吹いて、小さいあゆは木から落ちる
  体が動かなくなる小さいあゆ
  「約束…指切り…動かない…手が動かないと指切りにならないね」
  あゆの前で絶叫・号泣する小さな祐一
  (回想シーン終了)
  全てを思い出した祐一
  人形と羽根バッグを持って家を出る
  潤とすれ違う
  吹雪の山道を歩く祐一
  切り株の木その他を、あゆの名前を呼びながらさまよう
  路上で倒れたところに、真琴の幻と自動車が現れる
  (あゆにカチューシャを渡す幻想・回想シーンを見る祐一)
第23話
  祐一は見知らぬ部屋のベッドで目を覚ます
  真琴と同じ顔の、だが少し年上の女性に温かいミルクをもらう
  本当の「沢渡真琴」だとわかる
  (場面転換)
  名雪の家
  香里が潤に呼ばれて訪れる
  香里と名雪の会話
  祐一の電話を香里が受ける
  (場面転換)
  真琴の部屋
  祐一「俺は…昔のままです。あの頃と何も変わっていない。誰かが苦しんでいても何もしてやれない…」
  泣く祐一
  真琴「もし誰かと約束をしたなら、ちゃんと守ってあげなくちゃね」
 3月2日・火曜日・晴れのち雪
  昼過ぎに目を覚ます祐一
  水瀬家に電話をする祐一(香里が受ける)
  山道を登りながら、7年ぶりに再会して以来のあゆとのことを回想する祐一
  木の根元にたどりつく祐一
  (幻想シーン)
 3月?日・日曜日
  あゆがいる水瀬家
  秋子さんもいる
  名雪は部活に行く予定
  クッキー作りの話をする
  (幻想シーン終了)
  引き続き木の切り株のところにいる祐一
  「俺は今でもお前のことが好きだぞ」
  「ボクもだよ、祐一くん」
  「だったら、どうしてもう会えない、なんて言ったんだ」
  「もう時間がないから…今日はお別れを言いに来たんだよ」
  「俺は忘れ物を届けに来たんだ」
  「見つけて…くれたんだね」
  「苦労したぞ…本当に」
  「…ありがとう」
   …………
  「それではボクの最後のお願いです。…祐一くん、ボクのこと、ボクのこと、忘れてください」
  あゆを抱きしめる祐一
  「祐一くん、ボクの体、まだ温かいかな」
  「当たり前だろう」
  「よかった」
  消えるあゆ
  (夢…夢を見ている…また同じ毎日の繰り返し…終わりのない朝を望んで…そして同じ夢の中に帰ってくる…赤くて、白くて、冷たくて、暖かくて、悲しくて、そして…また同じ毎日の繰り返し…ずっと前から…何年も前から気づいてた…終わらない夢を漂いながら…来るはずのない夜明けを望みながら…)
  (ボクはずっと同じ場所にいる…声の消えた雑踏…顔のない人が目の前を行きかう…誰も、たった一人でベンチに座っている子供の姿なんか気にも留めない)
  (人を待っている…来ないと分かっている人、もう会えないと分かっている人を…何年も、何年も、ボクはずっと待っていた…繰り返される夢の中で…来るはずのない夜明け…だけど…)
  夜。駅のベンチで再会する名雪と祐一
  (夢…夢が終わる日…雪が春の陽だまりの中で溶けてなくなるように…面影が人の成長とともに翳をひそめるように…思い出が永遠の時の中で霞んで消えるように…今、長かった夢が終わりを告げる…最後に一つだけの願いを叶えて…たった一つの、願い…ボクの願いは…)
第24話
 春(日付不明)・晴れ
  秋子さん・名雪・祐一の3人で朝食
  走る2人
  授業がはじまる前、ジャムの話
  急いで裏庭に行く祐一
  栞と再会する
  昼休み、舞・佐祐理・祐一で昼食
  放課後、商店街で秋子さんに会う祐一
  百花屋で雑談
  思い出した7年前の話をする祐一
  「木から落ちた女の子は、亡くなったわけじゃなくて…」
  病院へ走る祐一
  天使の人形を持って病室で眠るあゆ
 卒業式(日付不明)・晴れ
  佐祐理と舞は卒業する
  病室であゆに話しかける祐一
 春〜夏〜秋と季節が過ぎる
 秋(日付不明)
  スケッチをしている栞
  「祐一さん、たとえばですよ、たとえば今、自分が誰かの夢の中にいる、って考えたことないですか?」「夢を見ている誰かは夢の中で、一つだけ願いを叶えることができるんです。夢の世界で暮らし始めたころは、ただ泣いていることしかできなかった。でも、ずっとずっと夢の中で待つことをやめなかった。そして、小さなきっかけがあった。願い事は、長い長い時間を待ち続けたその子に与えられたプレゼントみたいなものなんです。だから、どんな願いでも叶えることができた。病気の女の子を治すことも、事故にあった人を救うことも、けがをした友達を治すことも…」「その子が何を願ったかはわかりません。でも、もしかしたら、その子の大好きな誰かにずっと笑っていて欲しい、そんな風に願ったんじゃないでしょうか。そのためには、まわりの人たちもみんな幸せでなければならないでしょう?」
  教会
  病院
 冬
  病室であゆに友達の話をする祐一
  舞が現れる
  「迎えに行ってあげて。私の時のように。祐一にしかできない」
  初雪
  (流れる風景が好きだった…冬…雪の舞う街…新しい足跡を残しながら商店街を駆け抜けることが好きだった…春…雪解けの街…木々の幹に残る小さな雪の塊を手で掬い取ることが好きだった…夏…雪の冷たさを忘れた街…傾けた傘の隙間から霞む町並みを眺めるのが好きだった…秋…雪の到来を告げる街…見上げた雲から舞い落ちる小さな結晶を手のひらで受け止めることが好きだった…そして季節は冬…雪の季節…街が白一色に覆われる季節…流れる風景が好きだった…だけど、雪に凍りつく水溜りのように…ボクの時間は止まっていた…この四角い部屋の中で…季節のない時間の中で…ボクはずっと一人ぼっちだった…繰り返し繰り返し、夢の中で、同じ風景を眺めながら…明けない夜に身をゆだねながら…だけど…ゆっくりと…夜が白みはじめていた)
  山道を登っていく祐一
  木の近くで、7年前に渡しそびれたカチューシャを見つける
  泣き出す祐一
  「俺はプレゼントをやっていない。あゆに渡してなんかいない。俺は現実より幻を選んだ。悲しい現実を心の奥に押し込めて、安らいでいることのできる幻を受け入れた」
  駅前のベンチで待っていた小さいあゆに、小さい祐一はプレゼントを渡す
 春
  駅前のベンチで待つ少女
  遅れて来た少年
  髪の毛を切られすぎた
  笑われる
  あゆの車椅子を押す祐一
  大きな木の切り株からは新しい芽が出ている