『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』----これ何てギャルゲアニメ?

(少しネタバラあり)
 あのダメでサイテーだったシンジくんが、モテモテで熱血のシンジくんになってる。最後は天元突破する! こんなのシンジくんじゃない!
 エヴァパイロットに女性3人は多すぎだろ。乙女(信じられないけど、綾波が乙女)に肉食系女子不思議ちゃん。不思議ちゃんとシンジくんの最初に出会うシーンなんか、ギャルゲアニメで既視感あるな(正直『Kanon』の主人公と月宮あゆとの出会いと大差ない)。あと、エレベーターでレイとアスカがシンジを取り合うとか。手作りのお弁当とか。庵野監督、多分俺よりずっとギャルゲアニメ見てる。断言する!
 昔のエヴァが好きだった人は、それを忘れて楽しんでしまったほうがいいと思う。バトルシーンの迫力はあいかわらずすごいのですが、キャラ配置がパラレルワールドエヴァに、すっかりなっちゃってる。
 あと、うれしいのはみんなの部屋の汚さだ。特にアスカの部屋とか。ギャルゲアニメに限らず、いろいろなアニメで不満だったのは、どの登場人物の室内・部屋もきれいすぎる、ということだった。みんなもっとモノ置いてあったり、積んであったりしない? そういうの俺だけ?
 ネットで感想見てると、アスカのファンが多いのがわかって、Sな気分になって喜ぶ。まさかあんなことになってしまうとは。でも眼帯つけて再登場なんだろうな。俺はアニメのキャラに萌えたことはあまりないのですが、確かに客観的に見てもあれはひどいと思う。
 
(追記)
 これは「破」の批判テキストではないつもりで書いたのですが、まぁ読み手がどうとらえるかは人それぞれなので何とも。