『先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!−鳥取環境大学の森の人間動物行動学』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日3冊紹介(当分)。
 

先生、子リスたちがイタチを攻撃しています! 鳥取環境大学の森の人間動物行動学

先生、子リスたちがイタチを攻撃しています! 鳥取環境大学の森の人間動物行動学

★『先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!−鳥取環境大学の森の人間動物行動学』(小林朋道/築地書館/1680円)【→amazon
実習中にモグラが砂利から湧き出て、学生からあずかった子ヤモリが逃亡し、カヤネズミはミニ地球を破壊する。大好評先生シリーズ。ますますパワーアップする動物珍事件を、人間動物行動学の最先端の知見をちりばめながら、軽快に描きます。
 ★『骨から見た日本人−古病理学が語る歴史』(鈴木隆雄/講談社/1050円)【→amazon
骨は情報の宝庫である。古病理学は古人骨を研究対象とし、現代の医学で診断し、その個体の病気の経過と症状を明らかにする。骨にあらわれたヒト化の道のり、縄文人の戦闘傷痕と障害者介護、弥生時代以降の結核流行、江戸時代に猖獗をきわめた梅毒と殿様のガン…。発掘された人骨を丹念に調べあげ、過去の社会構造と各時代の与件とを明らかにする。
 
都市のあこがれ―東京大学槇文彦研究室のその後とこれから

都市のあこがれ―東京大学槇文彦研究室のその後とこれから

★『都市のあこがれ 東京大学槙文彦研究室のその後とこれから』(「槙研の本」編集委員会・編/鹿島出版会/2625円)【→amazon
都市を舞台に明晰な思考を展開し、実践してきた建築家・槇文彦。その姿勢に憧憬の念を抱き、門を叩いた学生たちもまた、都市での実践を志して歩みはじめた。それから20年…師と同じ都市という戦場で闘う弟子たちが語る本書は、恩師・槇文彦と都市、そして都市づくりを志す若者に向けられた戦況報告である。