『人類対インフルエンザ』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日3冊紹介(当分)。
 

人類対インフルエンザ (朝日新書)

人類対インフルエンザ (朝日新書)

★『人類対インフルエンザ』(トム・クイン/朝日新聞出版/819円)【→amazon
太古の昔から人類最悪の敵は、戦争でもペストでもなくウイルスだった!スペイン風邪では世界人口の約半分が感染した。死者は5000万人以上とも言われている。人類はインフルエンザ・パンデミックと、いかに戦ってきたか?常に変異するウイルス。身近に迫る新型「H1N1」。どう立ち向かうべきか?英国人ジャーナリストが、世界に警鐘を鳴らし、対処法を示す。
 
精神はいつ生まれたのか ヒトとサルのあいだ

精神はいつ生まれたのか ヒトとサルのあいだ

★『ヒトとサルのあいだ−精神はいつ生まれたのか』(吉田脩二/文藝春秋/1890円)【→amazon
20世紀は物質の時代でした。そして21世紀はこころの時代になるでしょう。激増するこころの病、ヒーリング、スピリチュアル、ネイチャーブーム。だがヒトの「こころ」は、まだ何もわかっていないのです。人間の精神がいつ生まれたのかは、まったく不明のままです。ヒトがいつこころを獲得したのか。思春期外来の先駆者が10年の研究の末、脳科学、DNA理論、そして精神医学の最先端を網羅して出した結論は。
 
フォークの歯はなぜ四本になったか (平凡社ライブラリー)

フォークの歯はなぜ四本になったか (平凡社ライブラリー)

★『フォークの歯はなぜ四本になったか−実用品の進化論』(ヘンリー・ペトロスキー/平凡社/1785円)【→amazon
人間が加工してつくる道具やモノ、その形は、どうやって進化してきたのか―この問いに、要求される機能に沿って、と答えるのでは不十分。実用品の変化は、それが出来ることではなく、出来なかったこと、不具合や失敗の線を軸に歴史を刻んできた―デザインと技術の歴史に豊富な事例をもって新しい視点を据えつけ、“失敗”からのモノづくりを教える著者の代表作。