『戦場からスクープ! 戦争報道に生きた三十年』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日3冊紹介(当分)。
 

戦場からスクープ!―戦争報道に生きた三十年

戦場からスクープ!―戦争報道に生きた三十年

★『戦場からスクープ! 戦争報道に生きた三十年』(マーティン・フレッチャー/白水社/2730円)【→amazon
地雷原を駆け抜けた戦争特派員の手記。
 
怪しいPTSD―偽りの記憶事件 (中公文庫)

怪しいPTSD―偽りの記憶事件 (中公文庫)

★『怪しいPTSD−偽りの記憶事件』(矢幡洋/中央公論新社/780円)【→amazon
二十世紀末のアメリカを席捲した、PTSDの治療方法とされる「記憶回復療法」。阪神大震災後の日本でもPTSD概念は市民権を得たが、アメリカでは「記憶回復療法」によって「蘇った記憶」の真偽を巡る論争が起き、精神分析自体も批判にさらされていた…。
 
高度成長期に愛された本たち

高度成長期に愛された本たち

★『高度成長期に愛された本たち』(藤井淑禎/岩波書店/2415円)【→amazon
専門家による文学史は、必ずしも「あの時代の文学状況」の全体を映し出すものではない。では、この国の多くの読者が当時、本当に愉しみ、憧れ、また励まされた本とはどんな書目だったのか。毎日新聞社刊『読書世論調査』、『出版年鑑』の「全国ベスト・セラーズ」などの読書アンケートをはじめ、関連資料を博捜、精読し、「あの時代の文学状況」の全体像をあざやかに描き出す。