『孤独の科学−人はなぜ寂しくなるのか』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日3冊紹介(当分)。
 

孤独の科学---人はなぜ寂しくなるのか

孤独の科学---人はなぜ寂しくなるのか

★『孤独の科学−人はなぜ寂しくなるのか』(ジョン・T.カシオポ&ウィリアム・パトリック/河出書房新社/2940円)【→amazon
脳と心のしくみから、遺伝と環境、進化のプロセス、病との関係、社会・経済的背景まで――様々な角度から孤独感のメカニズムを解明し、「つながり」を求める動物としての人間の本性に迫る。
 
清水次郎長――幕末維新と博徒の世界 (岩波新書)

清水次郎長――幕末維新と博徒の世界 (岩波新書)

★『清水次郎長 幕末維新と博徒の世界』(高橋敏/岩波書店/840円)【→amazon
「海道一の侠客」と謳われた清水次郎長。維新期のアウトローを語るに、この男を措いて他はない。本書は歴史学の視点から、稀代の博徒の実像に迫る。血を血で洗う幕末の世。並み居る宿敵との死闘を乗り越え、時代の風を読み取り、しぶとく生き抜く。巷間知られる美談と異なる、無頼の武闘派のしたたかな生き様が浮かび上がる。
 
鳥羽伏見の戦い―幕府の命運を決した四日間 (中公新書)

鳥羽伏見の戦い―幕府の命運を決した四日間 (中公新書)

★『鳥羽伏見の戦い 幕府の命運を決した四日間』(野口武彦/中央公論新社/903円)【→amazon
「歴史にイフはない」なんて誰が言ったのか―幕府の命運を決した慶応四年(一八六八)一月三日から六日にかけての四日間の戦いは、さまざまな偶然に満ちている。なぜ幕府歩兵隊の銃は装弾していなかったか、吹きつける北風は幕府軍にどう影響したのか、そして慶喜の判断はなぜ揺れ動いたのか―。誰もがその名を知っているけれど、詳しくは知らないこの戦いをドキュメンタリータッチでたどる。