『秀吉を襲った大地震−地震考古学で戦国史を読む』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日3冊紹介(当分)。
 

秀吉を襲った大地震―地震考古学で戦国史を読む (平凡社新書)

秀吉を襲った大地震―地震考古学で戦国史を読む (平凡社新書)

★『秀吉を襲った大地震地震考古学で戦国史を読む』(寒川旭/平凡社/930円)【→amazon
天下統一の前後、豊臣秀吉は大地震に襲われた。大坂に逃げ帰った天正地震、城が倒壊した伏見地震―。しかしこれは遠い昔のことではない。大地震が続いた秀吉の時代と同じく、私たちも、活断層が活発な「内陸地震の時代」に生きているのだ。「地震考古学」で読み解く、大地に刻まれた「地震」と「人間」の歴史。
 ★『京都の空間遺産 社寺に隠された野望のかたち、夢のあと』(大森正夫/淡交社/1575円)【→amazon
東寺・清水寺金閣寺をはじめとする京都の世界文化遺産8社寺に見られる、美の作法をひもとくための芸術空間ガイド。社寺とは、思いを込めて時代を生きた人と造形(建物・庭・物等)とのコラボレーション。そこは日本文化のかたちが、ニッポン国の文化のスタンダードが凝縮している場所。本書では当時を再現したCGと解説から、そこに隠された決まり事を造形学的手法から解き明かし、為政者の野望のかけらを見つめてタイムスリップ。日本文化に携わる人、造形デザイナー必読の書。
 
パナソニックがSANYOを買収する本当の理由

パナソニックがSANYOを買収する本当の理由

★『パナソニックがSANYOを買収する本当の理由』(荻正道/アーク出版/1890円)【→amazon
パナソニック三洋電機の奇しき因縁を描く著者渾身のノンフィクション大作。