『日本の近代美術』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

日本の近代美術 (岩波文庫)

日本の近代美術 (岩波文庫)

★『日本の近代美術』(土方定一/岩波書店/756円)【→amazon
美術批評と美術館行政への功績でしられる土方定一は、みずからの眼で絵画や彫刻を確かめる“経験としての美術”へと読者を誘う。この本は西欧の遠近法や明暗の摂取を江戸期にさぐり、日本画と洋画の抗争や相互影響を戦後までたどる。日本美術を世界美術の中におく史観と人間への洞察ひかる名著。図版多数。
 ★『ピアニストが見たピアニスト−名演奏家の秘密とは』(青柳いづみこ/中央公論新社/980円)【→amazon
リヒテルミケランジェリアルゲリッチ、フランソワ、バルビゼ、ハイドシェック。二十世紀の演奏史を彩る六人のピアニストの隠れた本質を、鋭い観察と筆致で、鮮やかに解き明かす。同じピアニストとしての共感と洞察力ゆえにせまり得た、名演奏家の技と心の秘密。
 ★『人を惹きつける技術−カリスマ劇画原作者が指南する売れる「キャラ」の創り方』(小池一夫/講談社/880円)【→amazon
対人関係に使える「弱点」と「欠点」を魅力に変える法。「3つの願い」「癖」「噂」「謎」を活用せよ。『子連れ狼』は博多人形から生まれた―ヒットキャラ創りの「必勝!ノウハウ」。
 
フリードリヒへの旅 (角川叢書)

フリードリヒへの旅 (角川叢書)

★『フリードリヒへの旅』(小笠原洋子/角川学芸出版/2625円)【→amazon
風景を素材とした内省的で静謐な崇高の美を謳うドイツ・ロマン主義の画家フリードリヒ。その作品を訪ね歩き、モチーフとなった現場に立ち、重なり合う共感をベースとして、画家の足跡と芸術性を描き出す美術評論。
 
ボリス・ヴィアンと脱走兵の歌

ボリス・ヴィアンと脱走兵の歌

★『ボリス・ヴィアンと脱走兵の歌』(マルク・デュフォー/国書刊行会/2310円)【→amazon
セルジュ・ゲンズブールに決定的な影響を与えたシャンソン歌手としてのボリス・ヴィアン。彼が作詞・作曲した世界で最も有名な歌の一つである「脱走兵」が、今なお各国で様々なバージョンで歌い継がれている過程を描き出した音楽ルポルタージュ