『生物いまどき進化論 都市化がもたらす人工サバイバル』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

生物いまどき進化論 ~都市化がもたらす人工サバイバル (知りたい!サイエンス)

生物いまどき進化論 ~都市化がもたらす人工サバイバル (知りたい!サイエンス)

★『生物いまどき進化論 都市化がもたらす人工サバイバル』(藤本和典/技術評論社/1659円)【→amazon
人で溢れかえり、車が走り回る都市。そんな環境の中でも、強く生きる生物がいる。都市は自然の一部として機能し得るのか?そんな疑問を感じたら、NHKラジオでおなじみ藤本和典さんの出番。都市の生き物をエッセイで紐解きながら都市化と生物の可能性について考えてみよう。
 ★『DNA鑑定 暗殺、冤罪、浮気も暴くミクロの名探偵』(桜井俊彦/メディアファクトリー/945円)【→amazon
大統領の隠し子も200年後にバレました。ルイ17世替え玉疑惑からマンモス復活計画まで、「DNA鑑定」が切り拓く世界の新境地!DNA研究者たちの飽くなき探求心は世界の歴史を動かし、未来を変える――。フランス革命や米国大統領の200年前のスキャンダルといった歴史の真実に迫り、炭疽菌テロや未曾有の連続殺人事件を解決し、愛憎渦巻く血縁関係や芸能人の薬物使用の実態を暴く「DNA鑑定」。国内外数々の事件エピソードを交えて「DNA鑑定」の最前線を紹介する、驚きの科学読本。
 
切手帖とピンセット 1960年代グラフィック切手蒐集の愉しみ

切手帖とピンセット 1960年代グラフィック切手蒐集の愉しみ

★『切手帖とピンセット 1960年代グラフィック切手蒐集の愉しみ』(加藤郁美/国書刊行会/2310円)【→amazon
切手がいちばん輝いていた1960年代。東欧、北欧、南米、アジアのカワイイ切手、イカシタ切手、1154枚にあふれるハピネスのデザイン。
 
ハンバーガーの世紀

ハンバーガーの世紀

★『ハンバーガーの世紀』(ジョシュ・オザースキー/河出書房新社/1890円)【→amazon
移民の食べ物だったハンバーガーは、いかにして世界的なファストフードの王様となったのか?アメリカがもたらす豊かさの象徴としてノスタルジックな思いを喚起させる一方で、画一的で非人間的な資本主義の負の部分の象徴ともいわれるハンバーガー。標準化を追求したホワイト・キャッスルという元祖ハンバーガー・チェーンの誕生から、フランチャイズによって成功したマクドナルド、3大チェーンのバーガー戦争まで、20世紀の歴史を彩る政治や思想、経済、社会、文化をハンバーガーから読み解く。
 
新潮選書 手妻のはなし 失われた日本の奇術

新潮選書 手妻のはなし 失われた日本の奇術

★『手妻のはなし 失われた日本の奇術』(藤山新太郎/新潮社/1680円)【→amazon
手妻、それは日本人が考え、独自に完成させたマジックのこと―古くは奈良平安期の散楽、猿楽に遡り、その後、大道芸として発展、江戸期に娯楽見世物となり大成した大衆芸能である。「水芸」「浮かれの蝶」「呑馬術」など精緻を極めるトリックの数々―時代の変遷と共に奇術としての芸はどのように進化していったか、また日本人はエンターテイメントとして何を求めてきたのか…唯一の継承者がその発展、消長を振り返る。