『幻想の古代史 上』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

幻想の古代史〈上〉

幻想の古代史〈上〉

★『幻想の古代史 上』(ケネス・フィーダー/楽工社/2520円)【→amazon
日本の旧石器遺跡捏造事件、英国のピルトダウン人事件など、古今東西の詐欺事件を批判的にとりあげながら、歴史上の「ニセの謎」を排し、「真の謎」に迫る。定評ある古代史入門書。
 
幻想の古代史〈下〉

幻想の古代史〈下〉

★『幻想の古代史 下』(ケネス・フィーダー/楽工社/2520円)【→amazon
ノアの方舟実在説、ツタンカーメンの呪い、アトランティス大陸伝説などの疑似科学的主張を批判的に検証しつつ、科学的な手法による古代史像を提示する。図版160点収録。
 
進化考古学の大冒険

進化考古学の大冒険

★『進化考古学の大冒険』(松木武彦/新潮社/1260円)【→amazon
地球に生きるヒトの身体の基本設計とは何か?私たちの祖先は縄文時代になぜ土器に美を求め、農耕とともに戦争を始め、紀元後に巨大な古墳を造ろうとしたのか?また、文字の衝撃をどう受けとめたのか?旧石器時代から古墳時代まで―モノを分析して「ヒトの心の歴史」に迫り、日本人の原像をも問い直す考古学の最先端。
 
スキャンダルの世界史

スキャンダルの世界史

★『スキャンダルの世界史』(海野弘/文芸春秋/3360円)【→amazon
ギリシア・ローマ時代から現代まで、破廉恥だからこそ、のぞきたくなる、権力とセックスにまみれた「裏世界史」。
 
孟嘗君と戦国時代 (中公新書)

孟嘗君と戦国時代 (中公新書)

★『孟嘗君と戦国時代』(宮城谷昌光/中央公論新社/756円)【→amazon
古代中国の大国・斉に生まれた孟嘗君は、秦から脱出するさい食客たちによって助けられた「鶏鳴狗盗」の故事で名高い。多様な力が国と人を動かす混乱の戦国時代にあって、かれは諸国を縦横無尽に歩き、貴賎と交わり、知恵と誠実をもって燦然と輝く存在だった。孟嘗君はまさに戦国時代を体現していたのである。逆境にあって悲観せず、むしろ自らの糧として理想の実現に邁進した孟嘗君の生涯を、作家の目で読み解く。
 
世界経済の三賢人

世界経済の三賢人

★『世界経済の三賢人 バフェット、ソロス、ボルカー』(チャールズ・R.モリス/日本経済新聞出版社/1890円)【→amazon
金融大混乱を予想し、資産バブルを警告していた男たちがいた。バフェット、ソロス、ボルカーの叡智と先見はどこから生まれるのか。なぜ未来が見通せるのか。世界中から尊敬を集める賢人たちの人生と思想を明かす。